テニス部（女子）

春関も6日目，学生たちの疲労もピークを迎える中での試合となりました．

本日はダブルスの準決勝とインカレ本戦を懸けた選考マッチが実施されました．

 

ダブルス準決勝

×岡村・嶺岸（スポーツ科学2年） 2-6 4-6 石川・上林（姫路大）

 

インカレ本戦選考

○川西（体育4年）・紀之定（スポーツ科学2年） 6-3 6-3 成田・林（同志社大）

 

岡村・嶺岸組は第1シードに挑みました．

1stセットはゲームポイントが何度も来ますが，相手選手の的確なショットに対応できず2-6で落とします．

しかし，2ndセットからはできるだけコートの中でラリーをするようになり試合の流れが本学に傾き始めます．

4-3とリードしますが，なかなか簡単なミスをしてくれない相手に我慢ができずミスが重なり4-6で2ndセットを落としてしまいゲームセット．

片方の選手のボレーでは面が割れている，あるサイドではポイントが積み重ねられる，など試合に勝利するためのヒントは幾度も見え隠れしていました．

もちろん当事者がそれに気づくことは簡単ではありませんが，それに気づくスピードが早ければ早いほど勝率は高まることでしょう．

しかしながら，正直ダブルスというよりはシングルスの延長戦のようなダブルスしかできない中で，彼女たち自身ができることを少しずつ見つけ実行し銅メダルを獲得したことは立派だと思います．

ある意味伸び代だらけですので，インカレ本戦までのさらなる成長に期待大です．

左：嶺岸（スポーツ科学2年），右：岡村（スポーツ科学2年）

 

サーバー：：岡村（スポーツ科学2年），前衛：嶺岸（スポーツ科学2年）

 

川西・紀之定組は同志社大学のスーパールーキーコンビとインカレ本戦の出場権を懸けて対戦しました．

序盤は相手の雰囲気に呑まれている様にも見えましたが，すぐに持ち直し紀之定の強力なストロークに川西がボレーでポイントするという理想的な展開で1stセットを取得します．

川西は昨日と同様にフォアが振れていませんでしたが，1stセット後半からすぐにネットに上がる戦術にスイッチし，それも功を奏しました．

2ndセットは4-0とリードし勝負ありかと思いましたが，4-3まで追い上げられます．

しかし，再度気持ちを立て直し，紀之定の強気なストロークと川西のネットプレーでポイントを積み重ねスーパールーキーたちを振り切りました．

両選手ともにインターハイで個人戦に出場したことはありませんが，相手選手2人はインターハイの上位進出者です．

今日の勝利は高校時代には考えられないことですので，彼女たちの成長に感心しますし，大学テニスは改めて面白いと思います．

初のインカレ本戦の権利を勝ち取りましたので，こちらもインカレに向けて更なる成長に期待したいと思います．

左：紀之定（スポーツ科学2年），右：川西（体育4年）

 

サーバー：：川西（体育4年），前衛：紀之定（スポーツ科学2年）

 

これにて本学の全日程は終了しました．

予想外の試合もありましたが，学生たちの成長をたくさん感じることができましたので，総じて良い大会だったと思います．

一方で，本学女子テニス部として課題は山積みです．

試合は「試し合い」と書きますが，選手だけでなく指導者も試されていると感じます．

指導者として私自身もたくさんの課題が見つかりましたので，さらに学生たちのサポートができるよう精進します．

 

今大会も多くの応援をいただき，ありがとうございました．

特に，お忙しい中直接会場に足を運んでくださった卒業生の皆様には感謝申し上げます．

 

バタバタですが，来週末より春関本戦に出場できなかった学生たちに出場権が与えられるチャレンジテニストーナメントが開催されます．

春関の本戦期間中もチャレンジに出場する学生は練習に励んでいましたので，彼女たちの活躍にも期待して頂きたいです．

今後とも大阪体育大学女子テニス部の応援を宜しくお願いいたします．

 

女子テニス部監督

岡村修平