企業、内定者、OBOGの声

VOICE

企業に聞く
「大体大生の資質・魅力」

大阪体育大学の卒業生は多彩な企業の第一線で活躍しています。その仕事ぶりや特徴、大体大生ならではの資質とは。
卒業生が多数所属する企業の幹部や人事・採用担当者にお話をうかがいました。
(取材は2020年度)

スポーツニッポン新聞社

前大阪本社編集局長 中根 俊朗さん

虎番キャップら多士済々。
部下や後輩を教え育てる力も大

卒業生は編集局の報道部長や阪神タイガース担当のキャップ、販売部、事業部などさまざまな部署で活躍しています。
大体大出身者の特徴はパワフルで明るく礼儀正しいこと。社会人としての基本ができています。決して手を抜くことがなく、一生懸命仕事をします。部活動で鍛えられた側面もあるのでしょうが、それだけでは説明できない大学の先輩たちが築いた気質や伝統のような印象を強く感じます。
教員をめざして学んだ影響かもしれませんが、大体大出身者は部下や後輩の育て方が巧みです。部下の話をじっくり聞いて、上手にほめて力を引き出しています。
運動生理学など体の科学的な知識も豊富です。スポーツの取材や執筆では今や不可欠とも言える素養です。

USEN-NEXT HOLDINGS

コーポレート統括部 人事部
採用マーケティング課長 大野 晃平さん

経験の多さよりも深さが大切。
部活の切磋琢磨が営業に生きる

卒業生は営業職として街の飲食店や美容室を回って店の空間演出やIT整備を支援、提案していますが、大体大出身者は瞬発的なコミュニケーション能力が高く、店のオーナーとすぐに打ち解ける印象を強く持ちます。
クラブ活動で仲間と励まし合い、切磋琢磨した経験が生きていると思います。
採用の3次面接では「挫折」「自らの意思決定」「修羅場」のどれかの経験をプレゼンテーションしてもらいますが、大体大生はクラブ活動での自らの身体に染み付いた実体験を語ることが多く、魅力を感じます。企業が学生に求めることは、学生時代の経験や知識の多さよりも一つの経験の深さ。クラブなど何か一つにとことん打ち込むことは就職活動できっとプラスになります。その点で大体大生にはとても期待しています。

内定者紹介

大阪体育大学には、夢を抱く学生を応援するキャリアサポートがあります。
本学で成長し、見事希望する企業の内定を得た内定者をご紹介します。
(取材、学年は2021年度)

内定者

体育学部
スポーツ教育学科
コーチ教育コース 4年

大坂 颯樹さん

東京消防庁 内定

助けを求める市民の命を確実に救える消防官をめざします。

 私の父が警察官であったことから、幼少の頃から震災などでの救助について話を聞く機会があり、人を助ける仕事に関心をもっていました。本格的に消防士をめざすようになったのは3年生の頃。そこから、公務員試験の対策講座を受講したほか、消防士出身の方が公開しているY o u T u b eの動画を見ながら試験対策に力を入れていました。試験の1ヶ月前からはキャリア支援センターにも頻繁に通って面接練習をしていただいたおかげで、自信をもって試験に臨めたと思っています。卒業後は、消防学校で半年間、数々の訓練をこなしていきます。半年後には各消防署に配属がきまりますが、現場で助けを求めている市民を確実に救えるように、日々の訓練から自らを奮い立たせて頑張りたいと思います。常に周りの仲間から信頼され、手本となるような消防官をめざします。

内定者

体育学部
健康・スポーツマネジメント学科
スポーツマネジメントコース 4年

小西 祐也さん

三菱電機株式会社 内定

徹底した自己分析と就職支援のおかげで実を結びました。

 全国トップレベルでサッカーに打ち込める環境・施設がある大阪体育大学に魅力を感じて入学しました。3年生の春頃から就職活動を本格的に始め、自己分析や企業研究・筆記試験対策に取り組むようになりました。選考倍率の高い企業の選考にチャレンジしたことで結果は良くありませんでしたが、「なぜ選考を通過することができなかったのか」、「どうしたら他の就活生と、差別化を図ることができるのか」などを考えて行動するようになりました。結果的に三菱電機株式会社から内定をいただくことができたのも、些細な悩みであっても親身に なって対応してくださるキャリア支援センターの存在が大きかったです。私にとって心を支えてくれた場所で、卒業後も大阪体育大学に訪れる機会があれば、「必ずキャリア支援センターに顔を出したい!!」と思える温かい場所です。

内定者

体育学部
スポーツ教育学科
体育科教育コース 4年

西岡 未悠さん

小学校教諭(愛媛県) 内定

子どもたちの成長と笑顔に寄り添える先生になります。

 地元の愛媛で先生になりたいという思いがあり大阪体育大学へ。教育実習は母校の小学校が受け入れてくださり、5年生のクラスを担当しました。実習期間中は、運動会の時期とも重なっていて、子どもたちの成長を身近に感じることができました。教育実習生として小学校に行きましたが、子どもたちに「先生」と呼ばれることに嬉しさを感じるうちに、小学校教員をめざすようになりました。教職支援センターの方には、教職採用試験を受けるにあたって、何から始めて良いのか分からなかった私に丁寧に説明していただき、何度も面接の練習相手になってアドバイスをいただいたほか、教員採用試験の問題集を提供していただくなど親身になってサポートしていただきました。
 卒業後は、地元の愛媛で子どもたちとしっかり向きあえる小学校の先生になれるように頑張ります。

内定者

体育学部
健康・スポーツマネジメント学科
健康スポーツコース 4年

野村 美巴さん

株式会社ブルボン 内定

就職活動が楽しくなるほどの熱心なサポートが自信に繋がりました。

 幼少の頃からサッカーをしていたこともあり、大阪体育大学へ進学。在学中に自分の新たな道を切り拓きたくて、就職活動を始めました。スポーツをやってきたからこそできることがないかと考えているうちにブルボンと出会いました。「心と体の健康づくり」の観点を大切にしているブルボンでは、スポーツに関わる支援や プロテインが入ったお菓子を販売していることが魅力的でした。内定をいただくまでに、何度もキャリア支援センターに足を運び、コロナ禍のなかでも、オンラインで面接練習をしてくださるなど手厚くサポートしていただいたことに感謝しています。在学中はチームプレーの大切さを身を持って感じましたが、これからも人と人とのコミュニケーションを大切しながら、いずれはブルボンが力を入れているスポーツ支援に関わる仕事ができればと考えています。

内定者

体育学部
スポーツ教育学科
体育科教育コース 4年

金井 健太さん

高等学校教諭(兵庫県) 内定

憧れの先生のように、生徒から慕われる先生をめざします。

 中学2年生のころ、交通事故に遭ったときに献身的にサポートしてくださったのが野球部の顧問の先生。野球部として活動が制限され落ち込んでいたときにもしっかりと話を聞いてくださり、いつしか教師をめざすようになりました。これからはICT機器を活用できる教員が求められると思ったので、マイクロソフトオフィススペシャリストの勉強にも力を入れて資格を取得したほか、教職支援センターを積極的に利用することはもちろん、SNSのチャット機能を活用して就職に関する情報も収集していました。大阪体育大学にはとくに体育を得意とする学生が多いこともあって、自身の成績は全体的に見れば良くない方でした。だからこそ、体育が苦手な生徒の気持ちにも寄り添い、可能性を 引き出せるような体育教員をめざして頑張りたいと思います。

内定者

体育学部
スポーツ教育学科
スポーツ心理・カウンセリングコース 4年

畠中 啓佑さん

ゼビオホールディングス株式会社 内定

スポーツの良さを伝えられる日本一のスポーツショップに成長させたい。

 「スポーツの良さを伝えたい」という考えを持ち続けていたこともあり、それが実現できる場所を探して就職活動を行いました。企業のウェブサイトを閲覧し、自身の考えと企業理念がマッチする企業をピックアップしたうえでエントリーを行いました。就職活動を進めていくなかで、キャリア支援センターを利用する機会も多く、エントリーシートの添削をしていただいたり、面接の練習相手になってもらい言葉づかいやマナーに至るまでアドバイスをいただくことができました。たくさんの方からのアドバイスのおかげで、ゼビオから内定をいただくことができました。私が入社してからは、「ゼビオを変えたい」と考えています。お客様の意見を汲み取りながら、様々な課題を解決していくことで、日本で一番と言ってもらえるスポーツショップに成長させていくことが今の目標です。

若手OB・OGが語る 成長STORY

大阪体育大学を卒業した先輩は、どのような力を身につけ社会で活躍しているのでしょうか。
キャリア実現のポイントを若手OG・OBに語ってもらいました。
(取材は2020年度)

田村 涼子さん

ミズノ株式会社 スポーツ営業本部
東日本営業部 首都圏販売4課

教育学科(小学校教育コース) 2018年度卒業
神戸市立神港高等学校(現在 神戸市立神港橘高等学校)出身

競技生活の中で身につけた
対人スキルが、
お客様とより良い関係を築く営業力に
つながっている。

スポーツ用品メーカーの営業として、首都圏の大型スポーツチェーン店を担当。担当店舗数は35店舗ほどあり、各店舗スタッフの方々だけでなく、バイヤーなど、幅広い方と接することができ、より多くの人と一緒に仕事ができることにやりがいを感じています。大学時代の部活動での主務の経験や、先輩後輩や先生方との関わりの中で対人関係やコミュニケーション能力を磨けたことが顧客と良い関係を築く上で大いに役立っています。商品を売るだけでなく、ミズノ製品の魅力をしっかりと伝えられる営業スタッフを目指します。

キャリア実現のポイント

  1. 大学時代は、ラクロス部で主務を経験。業務をスムーズに進めるための力が身についた。
  2. 先輩や後輩、先生方など幅広い年代の人と関わることが多かった。対人関係やコミュニケーションの基礎を学んだ。
  3. 大型チェーン店の担当として、難しさを感じながらも、取引先からも営業力の高さを評価されるほどに活躍。

上司からのメッセージMESSAGE

若手とは思えない商談スキルで課に貢献してくれています。

田村さんの強みは、社内外・世代を問わないコミュニケーション能力の高さと常に業務に真摯に向き合う姿勢だと思います。大学時代の幅広い交友関係や、部活動を通じて何事にも全力で取り組むという姿勢が身についたことが活きているのだと感じます。キャリアの浅さを感じさせない商談スキルの高さでこれからも課の戦力として、そして会社や大学の後輩の憧れの先輩となることを期待しています。

ミズノ株式会社 スポーツ営業本部 東日本営業部 首都圏販売4課 課長

本宮 康雄さん

古谷 北斗さん

大阪府立藤井寺工科高等学校(定時制課程)
保健体育科 第1学年担任 生活指導部 中退防止PT

健康・スポーツマネジメント学科(ATコース) 2016年度卒業
大阪府立藤井寺高等学校出身

正面から生徒に向き合い、
時にはぶつかり、
生徒の成長を支える。

3年目の今年は、第1学年を担任。定時制ということもあり、家庭環境やさまざまな要因で大人への不信感がある生徒もいますが、問題行動をただ注意するだけでなく、背景を考えて生徒と話し合うようにしています。物事を多様な視点から考えられるようになったのは、大学時代や卒業後の試行錯誤から。一人ひとりの得意分野を生かし、生徒がお互いの違いを認め合えるようになる指導を心掛けています。

キャリア実現のポイント

  1. 大学時代は、外部指導者として母校の大阪府立藤井寺高校で野球を指導。指導法や声がけを試行錯誤。
  2. 卒業後1年間、児童館で小学生や中学生を指導。年齢・理解力に応じた伝え方の大切さを実感。
  3. 配属1年目から中退防止プロジェクトチームとして、生徒の居場所づくりやSC・SSWとの連携を図る。

※SC:スクールカウンセラー/SSW:スクールソーシャルワーカー

上司からのメッセージMESSAGE

誠実で爽やか。生徒に寄り添った指導ができる教員です。

古谷先生は大学時代、母校硬式野球部の指導に携わり、教員としての素地ができたのだと思います。教育実習の時も、私は教頭として見守っていました。准校長として赴任した本校で、再び古谷先生と一緒になり縁を感じます。定時制高校で務まるかと心配しましたが、古谷先生は熱く粘り強く語りかけ、生徒たちは打ち解けていきました。これからも子どもたちの成長のために、自分を磨き続けていってください。

大阪府立藤井寺工科高等学校(定時制課程) 准校長

原 孝道さん(大阪体育大学 体育学部 体育学科 17期生)

キャリアCAREER

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