体罰や性加害をしたスポーツ指導者を「熱心な人なのに」などとフォローするような語り方があることについて、スポーツ科学部の土屋裕睦教授(スポーツ心理学)が、5月13日の朝日新聞朝刊全国版オピニオン面の交論「『そんな人に見えない』の罪」で、長文で解説しています。
土屋教授は日本スポーツ心理学会理事長。公認心理師・スポーツメンタルトレーニング上級指導士として日本代表選手やプロスポーツチームの心理支援を実践しているほか、体罰などとは無縁なグッドコーチの育成に取り組み、日本のスポーツ界を挙げた「NO!スポハラ」活動で実行委員会委員を務めています。
土屋教授は「実績や熱心さと良いコーチであることは別物で、良いコーチの大事な条件は、誰もが安心・安全なスポーツ環境を作れること。実績が重視されるのは勝利至上主義の弊害」などとし、「スポーツ指導者に公的資格を求める時期にきている。ハラスメントをした指導者は資格停止とし、再教育を受けて再発しないというお墨付きを得た人物だけが復帰できるようにするべきだ」と提言しています。
※朝日新聞記事
<土屋教授プロフィール>
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