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2024.03.09

宇津木選手が パリ・パラリンピック出場「内定」~女子100m平泳ぎSB8、2大会連続

 大阪体育大学水上競技部女子の宇津木美都(うつぎ・みくに)選手(教育学部3年)は3月9日(土)、静岡県富士市で行われた日本パラ水泳春季チャレンジレース兼パリパラリンピック水泳競技日本代表推薦選手選考競技会の女子100m平泳ぎ(SB8)で、アジア新記録となる1分25秒23をマークし、派遣標準記録A(1分25秒55)を突破。2大会連続となるパリ・パラリンピックの出場が事実上、内定しました。

 宇津木選手は3歳から水泳を始め、京都市立洛北中学入学後、本格的に競泳に取り組みました。2017年パラ競泳日本選手権50m平泳ぎでアジア新記録、2018年アジアパラ大会100m平泳ぎで金。京都文教高校時代は記録が伸びず挫折も経験しましたが、2021年、小学校教員になる夢の実現と水泳の両立を果たすために大阪体育大学教育学部に入学し、復調。同年の東京パラリンピック100m平泳ぎ決勝で1分28秒59をマークし6位入賞を果たしました。昨年8月のパラ水泳世界選手権(英国・マンチェスター)は1分27秒88で4位。10月のアジアパラ競技大会(中国・杭州)では競泳日本代表の主将を務め、100m平泳ぎなど4種目で銀メダルを獲得していました。
 自己ベストの更新は中学3年生以来、7年ぶりとなります。
 宇津木選手は10日(日)、100m自由形(S9)に出場します。

<宇津木選手の話>
 7年ぶりの自己ベスト更新、アジア新記録と自分でも驚く結果となり、うれしい。食事を含めた体調管理を徹底して、好調を持続していました。大学入学まではスランプに苦しみましたが、いろんな人のおかげでここまで戻ってこられました。自分をやる気にさせてくれた浜上(洋平)先生には感謝しかありません。昨年11月から1カ月間教育実習で接してきた母校の小学6年の児童たちにもいい報告をしたい」

<浜上洋平監督の話>
 狙っていた派遣標準記録Aの突破はうれしいが、大学4年間の目標はメダル。貪欲にメダルを狙いに行きます。スランプから復調しての7年ぶりの自己ベスト更新は、とても感慨深い。

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