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小菅萌准教授

誰もがリーダーとしての
ポテンシャルを持っていることに
気づいてほしい。

MOE
KOSUGA

小菅 萌准教授

  • #スポーツ心理学
  • #スポーツにおけるリーダーシップ
  • #コーチング
  • リーダーは必ずしも前で引っ張っていくわけではなく、
    メンバーの力を引き出していく部分も含まれる。

    私の専門はリーダーシップで、スポーツチームでのリーダーシップについて研究をしています。特に興味を持っているのが、リーダーの成長にはどんなスキルが必要で、そのスキルが成長するにはどんな個人要因や環境要因が関わるのかということ。性格や遺伝的な要素が30%あって、70%は、どういう経験をしたか、どういう人に囲まれているか、どう育ってきたか、環境で決まると言われています。だからこそ今後、私の研究でリーダーの成長についてスキルの向上につながる経験や環境を明らかにしていければと取り組んでいます。リーダーシップと聞くと、皆さん「自分には関係ない」と思いがちですが、そうではありません。リーダーとは引っ張っていくだけではなく、チームのメンバーに良い影響を与えられる人。自分がリーダーとしてのポテンシャルを持っていることに気づき、周りに良い影響を与えられることを意識してほしい。メンバーの力を引き出して、一人ひとりがリーダーとなっていくチームを作るために、どうするかを一緒に考えます。

  • 授業で学ぶ知識や理論を実際の生活や
    スポーツの場面に活かすことができるように。

    せっかく学んだことを教科書やノートの中だけで終わるのではなく、普段の生活につなげたり、将来に活かしたりできるように授業を進めています。例えばコーチにアドバイスするとしたら、今の知識をもとにどう伝えますかと現場を想定した質問をし、どのようなシーンで活用できるかがつなげられるように配慮します。知識や理論を使うシーンを明確にイメージできると、覚えるだけではなく実感として記憶に残る。その経験が今後の学生のキャリアにとって大事だと思っています。仕事だけではなくても将来、お父さん、お母さんになったときに家の中でリーダーシップを発揮しなければならないときがあるかもしれません。キャプテンとか、ゼミ長とか、そんな役職につかなくても、人に良い影響を与えたら、それは良いリーダーシップ。みんながそう思える環境を作っていけるように取り組んでいます。

  • PICK UP

    役職につかなくても人に良い影響を与えたら、それはリーダーシップ。一人ひとりがリーダーになれるチームを作るためにどうするかを一緒に考えます。

小菅萌准教授

PROFILE

小菅 萌コスガ モエ

スポーツ科学部 スポーツ科学科 スポーツ心理・カウンセリングコース
(大学院)スポーツ科学研究科 スポーツ心理学

専門分野:スポーツ心理学、スポーツにおけるリーダーシップ、コーチング

高校卒業後、渡米。約10年間を米国で過ごし、2012年Michigan State University 博士課程修了。Ph.D. in Kinesiology。2012年大阪体育大学大学院助手、2013年順天堂大学助教を経て、2015年大阪体育大学体育学部(現スポーツ科学部)に着任。現在に至る。スポーツにおけるリーダーシップ、リーダーの成長についての研究に取り組んでいる。Journal of Applied Sport Psychology 編集委員会メンバー、Association for AppliedSport Psychology 認定メンタルパフォーマンスコンサルタント(Certified MentalPerformance Consultant®)。

学部・大学院SCHOOL / GRADUATE SCHOOL

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