筆者:長江 晃生(スポーツ科学部准教授)
1.スポーツの指導者って…。
「あ!!!」。
練習中、ある選手が驚いた表情をしました。何百回、何千回と続けてきたスパイク練習の中で、ようやく理想の動きがつかめた瞬間でした。フォームが安定し、ボールが力強くコートに突き刺さる。その変化はほんの一瞬ですが、選手にとっては大きな成長の証です。そして、その「できた!」の瞬間に立ち会えることは、指導者にとって何よりの喜びでもあります。

長江晃生監督

大阪体育大学はスポーツSDGsを推進しています
2.バレーボールの指導者って…。
私の専門であるバレーボールの指導には、大きく分けて二つの役割があります。
一つは、選手のプレーの幅を広げる「技術指導」です。「どうすればインナーに打てるのか」、「どうすれば安定したサーブレシーブができるのか」といった動作を細かく分析し、それぞれの選手に合ったアドバイスを行います。体の使い方やタイミングを少し変えるだけで、プレーの質が大きく向上することがあります。選手がきっかけを掴み、試行錯誤を重ねながら成長していく姿を見ることは、指導者にとって大きなやりがいの一つです。
もう一つの役割が「戦術指導」です。バレーボールはチームスポーツであり、個人の技術だけでは勝敗が決まリません。そこで重要になるのが、試合の流れや相手チームの特徴を読み取る力です。例えば、相手のセッターが苦しい場面でどの攻撃を選びやすいのか、どのローテーションで守備が崩れやすいのかといった傾向を、映像とデータを用いて分析します。その情報をもとに作戦を立て、試合の中で実行します。分析がうまく機能し、格上のチームに勝つことができると、チームのモチベーションは一気に上がります。
3.大阪体育大学って…。
大阪体育大学では、こうした技術指導と戦術指導を科学的な視点から学ぶことができます。私の研究室でも、動作分析やゲーム分析を活用しながら、どうすればチームの力を最大限に引き出せるのかを探究しています。また、選手にいつ、どのような言葉で伝えれば理解してもらえるのかといったコミュニケーションの方法も実習や実践の場で経験してもらいます。
もし皆さんが「スポーツが好き」「競技に関わり続けたい」と考えているなら、指導者という道にも目を向けてみてください。大阪体育大学には、その思いを「人を育てる力」や「チームを勝たせる力」へと発展させる学びがあります。スポーツを通して人の成長に関わるスポーツ指導者。それは、プレーヤーの時とはまた違った、大きな魅力に満ち溢れています。




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