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2019.12.06

【開催告知】大阪体育大学大学院教育セミナー(12月18日開催)

このたび、「エキセントリック運動」や「筋損傷」研究の世界的権威でもあるエディスコーワン大学 運動健康科学部教授の野坂和則(のさかかずのり)先生をお招きし、世界最先端の研究と実践の知見をご講話いただきます。野坂先生は、同大学の医科学・健康科学部の運動スポーツ科学部門ディレクターとして研究・教育を行い、エキセントリック運動に伴う筋損傷研究の世界的権威として260件を超える学術研究論文を発表されております。貴重な機会となりますので、大阪体育大学の学生及び教職員ならびに、浪商学園教職員のみなさまはぜひご参加いただければと思います。

タイトル:「運動スポーツ科学の醍醐味」
講  師:野坂 和則(エディスコーワン大学 医科学・健康科学部 運動スポーツ科学 教授)
主  催:大阪体育大学
主  管:大阪体育大学スポーツ局
日  時:2019年12月18日(水)10時40分~12時10分
場  所:大阪体育大学 D号館203(中教室)
対  象:大阪体育大学学生及び教職員ならびに浪商学園教職員
申  込:不要
会  費:無料
内  容:
対象がアスリートであっても、あるいは高齢者や病気を抱える患者であっても、運動スポーツ科学に基づく理論と実践は利用できる。アスリートのパフォーマンスを向上させるのに有効なトレーニングは、高齢者のトレーニングにも応用できるはずであり、その逆も成り立つと考えられる。健康寿命を延ばすには運動が必須であるが、具体的にどのような運動がより効果的であるのかについては明確ではない。運動は筋が収縮することによって行われるので、筋収縮様式から 、伸張性筋収縮が主となるエキセントリック運動、等尺性筋収縮が主となるアイソメトリック運動、また短縮性筋収縮が主となるコンセントリック運動に分類できる。講義では、エキセントリック運動トレーニングを例にとり、運動が健康や体力に及ぼす影響、ならびに競技力向上に及ぼす影響について概説し、運動スポーツ科学の重要性について考察する。

【野坂 和則(NOSAKA Kazunori)氏プロフィール】
エディスコーワン大学 医科学・健康科学部運動スポーツ科学 教授

1984年横浜市立大学助手、同大学で博士号(医学)を取得後、
1989−1991年マサチューセッツ州立大学研究員としてエキセントリック運動に伴う筋損
傷の研究を行う。
1992年横浜市立大学講師、1997年横浜市立大学助教授を経て、
2004年より、世界トップレベルのスポーツ研究を行うオーストラリア・
エ ディスコーワン大学(ECU)大学准教授となり、2009年より、
同大学の運動健康科学部の教授を務める。

専門とする研究分野は筋生理学。運動によって誘発される遅発性筋肉痛や筋痙攣のメカニズムと予防・対処法などを主要な研究テーマとする。医科学・健康科学部の運動スポーツ科学部門ディレクターとして研究・教育を行い、エキセントリック運動に伴う筋損傷研究の世界的権威として260件を超える学術研究論文を発表している。

2008年 Vice-Chancellor’s Award “Excellence in Research Supervision 受賞
2012年 Vice-Chancellor’s Award “Excellence in Research 受賞

近著は「ゆ~っくり座れば、一生歩ける!」(日本文芸社、2019年6月28日)

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