彦根総合高等学校総合学科スポーツエキスパート系列の2年生約60人が9月9日、大阪体育大学を訪れ、模擬授業や先輩学生の説明を通して、大学での学びや学生生活の一端に触れました。

大阪体育大学を訪問した彦根総合高校生

模擬授業では楽しみながらレクリエーションを学んだ
まず、入試部のスタッフが大学の特色や両学部計10コースの学びの内容、キャリア支援などについて紹介。「大阪体育大学とは、自分のやりたいことや好きなことに本気で打ち込める場所です」と説明しました。
続いて、教育学部3年の大久保樹(いつき)さん(兵庫・琴丘高校)が、クラブ活動やアルバイトでの時間の使い方など、リアルな学生生活を紹介しました。高校生から「大阪体育大学に入学して良かったと思うことは」と聞かれると、大久保さんは「競技生活を続けることと、希望の進路実現を両立できる点。自分はソフトテニスに打ち込んでいます。小学校の先生になるための勉強をしっかりやるためにはクラブを諦める大学も多いと思いますが、ここでは両方を目指せます」と語りました。

大学の特色について説明を受ける高校生

高校生にリアルな学生生活を紹介する大久保樹さん(教育学部3年、兵庫・琴丘高校)
その後一行は3班に分かれ、雨の中、硬式野球部の屋内練習場やサッカー場、バドミントン部の練習、図書館、S&Cルームなどを見学しました。

1200㎡のエリアにトレーニングマシンが並ぶS&Cルームを見学

バドミントン部の練習を見学

蔵書約21万冊の図書館を見学
模擬授業はスポーツ科学部の中山健教授(スポーツ社会学)が「『ただの遊び』を『学問』に変える! レクリエーション指導法入門」と題して担当しました。
授業では、高校生は2人1組になり、互いに右の人差し指を相手の手のひらに置き、中山教授が「キャッチ」と声をかけると、右の指は逃げながら左手で相手の指をつかむ「キャッチ」というプログラムに挑戦。最初は少し固い表情で授業を受けていた高校生から歓声と笑い声が起こりました。

授業の冒頭に、緊張をほぐして交流のきっかけを作るアイスブレイク。中山教授の合図で全員が手をたたく
その後、中山教授は「なぜ、笑顔になり、距離が縮まるのか?」として、学問としてのレクリエーションについて説明。「レクリエーションでは、失敗しても間違えても笑い合える安心な空間、心理的安全性を作ります。また、レクリエーションにはドキドキ・ワクワクすることで脳と体の緊張をほぐすリフレッシュ効果、表情や身振りなど非言語を使って一気に仲良くなるコミュニケーション効果、1人ではできないことでも集団の力で形にするチームビルディング効果があります」と解説しました。

3枚の紙を折って高さを競う「スピード・ペーパータワー」。3班と8班が優勝
続いて高校生は「スピード・ペーパータワー」に取り組んだ。4人1組になって、3枚の紙を折ったり切ったりして作ったタワーの高さを競うプログラム。1分間の作戦タイムの後、それぞれ工夫してタワーを作り、四角形に折った紙を組み上げた3班と、三角形に折った8班が優勝しました。

「大学は正解のない問いに仲間と挑む場所」と語る中山教授
中山教授は「 同じミッションでもグループによってアプローチやアイデアが異なり、それぞれ成果を出すことができます。そのことを知ってもらうきっかけとして、このレクリエーションにトライしてもらいました」と話しました。そのうえで「大学の本質は暗記中心のテストとは異なります。大学とは、『正解のない問い』に対して1人ではなく周囲を巻き込んで答えや解決策を創り出していく場所です」と、高校生に語りかけました。




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