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2026.09.02

まさに冒険? アドベンチャーキャンプ実習 自転車で琵琶湖一周 縦走登山、キャンプ、ウインドサーフィン

 昨年度からスタートしたスポーツ科学部のアドベンチャーキャンプ実習が8月3~7日、滋賀県の琵琶湖畔で開催されました。
 この実習は名前の通りまさに「冒険」。キャンプ、縦走登山、ウインドサーフィン、自転車での琵琶湖一周(通称びわイチ)を組み合わせ、アドベンチャー要素十分の内容です。また、冒険をするだけではなく、活動の中で自分の強みや弱みを認識し、自己の一面に気づき、新たな自分への一歩を踏み出すことを目指します。合言葉として「START」を掲げ、実習がスタートしました。

◆第1日 開講式・シャワークライミング 
 初日はスポーツ科学部14名が、滋賀県大津市のJR北小松駅に集合、アウトドア施設の比良げんき村(大津市)まで移動して開講式に臨み、野外炊事の基本や方法を学びました。また、比良げんき村の奥にある「楊梅の滝」でグループに分かれ、渓流の中を歩き岩場を登るシャワークライミングに挑みました。岩場は濡れ、コケなどで滑るため、安全に登るには仲間との協力が欠かせません。グループで岩の登り方やコースを考え、先に登った人が危険個所をアドバイスし、仲間の手を取ったり下から支えたりするなど協力して登り切りました。
 夜は宿舎で、シャワークライミングでの反省点や翌日の登山に向けた行動計画を話し合いました。

開会式の様子



楊梅の滝でシャワークライミングを体験


ハードな日程なので食事はしっかり食べます


◆第2日 登山 15㌔ハイク
 2日目はリトル比良への縦走登山。キャンプ場を出発し、2日目の宿泊地のビワコマリンスポーツオートキャンプ場(高島市)までいくつもの山を越えながら約15kmを歩きました。登山ではただ歩くだけでなく、服装、歩幅、ペース配分、休憩のタイミングなどハイキングテクニックについて、事前の下見で危険個所や道迷いポイントを確認したティーチングアシスタント、スチューデントアシスタントの学生たちからレクチャーを受けながら進み、山頂に到着。さらに宿泊地を目指しました。
 初めて登山をする学生は、想像以上のハードさに驚くとともに、前日の行動計画や準備が大切なことを改めて学んだと言います。また、登山中は仲間と話しながら歩くことが楽しみでもありますが、副リーダーを務めた学生は同行したカウンセラーにリーダー像について相談するなど、メンバーそれぞれが山道を歩き続ける非日常空間の中で、チームの中での自分の役割を意識して歩きました。

登山前に気合の入るチーム


山頂の景色が一時疲れを忘れさせます


◆第3日 ウインドサーフィン
 3日目朝は徳田真彦スポーツ科学部講師による、環境に対するインパクトを最小限にして、アウトドアを楽しむためのLeave No Traceプログラムについてレクチャーで始まりました。
 ただアウトドア活動を楽しむだけではなく、自然破壊の現状や日々の生活が自然環境に与える影響を知り、豊かな自然を未来に残していく方法を学生たちは考えました。
 宿泊地前の琵琶湖でウインドサーフィンを体験。セーリングの基本や風をうまく利用する方法について、2016年リオデジャネイロ五輪女子日本代表の伊勢田愛さんにレクチャーを受けました。最初はバランスを取ることが難しくボードの上に立つこともできない学生も多くいましたが、数時間練習するとほぼ全員が風を利用して進みたい方向に進めるようになりました。琵琶湖で身体を冷やした後は、翌日に使う自転車のフィッティング(調整)をし、夕食。夕食後は前半の活動を振り返る時間が設けられ、琵琶湖湖畔で一日を過ごしました。

ウインドサーフィンのレクチャー


慣れるとしっかり操れます


真夏ですがビワコマリンスポーツオートキャンプ場は風があり、意外に涼しく過ごせたそうです


◆第4日 自転車90㌔
 4日目は自転車で、約90km先の休暇村近江八幡(近江八幡市)を目指します。熱い中で公道を走る活動になるため、実習生達は熱中症に気をつけながら、ペースを合わせて進みました。途中、道を間違え、元の道を戻る時に転倒するアクシデントもありましたが、適宜休憩を入れ、苦しくなった時には励ましあい全員無事に宿泊先の休暇村に到着。最終日に備えて早めにテントを設営し、しっかり食事を摂りました。夜のミーティングでは、道間違いや事故について振り返り対策を考え、最終日の計画を練りました。今年の実習生は連携が上手くいっていることから各グループに運営スタッフを入れず、最終日は実習生だけのグループでゴールを目指すことになりました。

早朝にビワイチに出発


途中のコンビニで休憩


◆最終日 自転車110㌔・閉講式
 最終日はほぼ全てのグループが朝5時に自転車で出発し、約110km先のゴールの近江高島駅を目指します。全員何とかゴールに到着し、全体振り返り、閉講式を終えて4泊5日の実習は無事終了となりました。

最終日、無事にゴール


終了後の記念撮影、みんなお疲れさま

■参加した福井悠大さん(スポーツ科学部2年、兵庫・八鹿高校)
 参加したきっかけはキャンプに興味があり、新しいことをしてみたい、思い出を作りたいといったことでしたが、思った以上に考えさせられました。自分は前に出てチームを引っ張るタイプでは無いと思っていましたが、「前に出て引っ張るだけがリーダーではないよ」と言われ、自分なりのリーダー像やグループ内での役割を意識して活動しました。今では仲間を支え、それぞれの力を引き出すこともリーダーシップであると思っています。グループの中で本音を話し、時には涙する場面があった中で、個人の思いを共有し目指す方向性を再確認したことがリスクマネジメントに繋がると学びました。
 5日間の実習で、困難に直面した時にそこで立ち止まるのではなく、常に考え、声を出し、行動する事ができる自分自身の新たな一面を見つけ自信になりました。

■星うららさん(スポーツ科学部3年、栃木・矢板東高校)
 伊原ゼミに所属しているので、野外活動に興味があったこと、ビワイチをやってみたいと思ったので参加しました。
実習で印象に残っていることは、活動そのものだけではなく、チームの中での自分の立ち位置や、仲間との関わり方について考えたことです。私はチームの中でリーダー的な立場になることが多く、自分から意見を出して周囲を引っ張るのですが、今回は一歩引いて周囲を見ながらチームを支えることを意識しました。私にとっては初めての経験で戸惑うことが多く、自分が前に出て行動する方が簡単だと思うこともありました。
それでも、周囲を見ながら自分にできることを考える中で必要な時に支えたり、雰囲気を良くしたりする役割もチームにとって重要だと感じました。
 また、大学では授業以外は運動していないせいか、自転車がかなり苦しくて、男子との体力差、運動能力の差でかなり悔しく感じました。高校でのバレーボール部の時以来、久しぶりに「もっとできるようになりたい」「負けたくない」と感じ、自分自身でも驚きました。今後も様々なことに挑戦し、自分自身の成長につなげていきたいです。

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