関西学生柔道体重別選手権大会が8月23日、大阪府堺市の大浜だいしんアリーナで行われました。大阪体育大学は男子100㌔級・中川宗一郎(教育学部4年、山口・高川学園高校)、女子57㌔級・増子和奏(わかな、スポーツ科学部4年、東大阪大学敬愛高校)が、ともに準々決勝に進んで代表決定戦で勝利し、全日本学生体重別選手権大会(9月26日、東京・日本武道館)の出場を決めました。
また、出場選手の獲得ポイントで争う全日本学生柔道体重別団体優勝大会(10月24、25日、兵庫県尼崎市)の出場権を、男女とも獲得しました。

女子57㌔級・増子和奏(わかな、スポーツ科学部4年、東大阪大学敬愛高校)

男子100㌔級・中川宗一郎(教育学部4年、山口・高川学園高校)
また、男子は中川のほか、66㌔級の平井温蒔(はるま、スポーツ科学部1年、和歌山・箕島高校)が準々決勝に進出し、代表決定戦で敗れました。女子は48㌔級の竹村奈芳(なほ、スポーツ科学部3年、東大阪大学敬愛高校)、52㌔級の池田晴香(はるか、スポーツ科学部3年、山口・高川学園高校)がともに準々決勝に進出。全日本出場枠の4人には入れませんでしたが、全日本学生柔道体重別団体優勝大会の出場権獲得に貢献しました。
増子和奏 けがを克服、主将の意地見せた

増子和奏
【大阪体育大学】
女子57㌔級は、2か月前の試合でけがをした増子が主将としての意地を見せ、全日本切符を獲得。「ものすごくうれしい」と声を弾ませました。
1回戦で明治国際医療大学の強豪選手を降して勢いに乗った。2戦目も勝って準々決勝に進出。ベスト4は逃しましたが、代表決定戦は延長戦(ゴールデンスコア)に。長身の相手選手から圧力を受けながらも、得意の抑え込みを決めて勝利しました。
6月の全日本学生優勝大会で負傷し、2週間前にようやく本格的な練習を再開しました。「けがをしていてもキャプテンとしてチームを引っ張るため、トレーニングで自分を極限まで追い込んだ」といいます。松田基子監督は「この2週間で必死に仕上げてキャプテンとしての意地を見せた。4年生最後のチャンスをきっちりつかみ取ったことは素晴らしい」とたたえました。
東大阪大学敬愛高校では、インターハイで個人戦に出場、団体はベスト8に進出しました。「でも、高校で燃え尽きてしまい、大学では柔道をやめようと思ったこともあった」と振り返ります。しかし、高校の先生から励まされ、大阪体育大学に進んで柔道を続けました。
1年生から団体戦でもメンバーに加わりました。学年が上がるにつれて「自分が頑張ることで下の学年を引っ張りたい」と考えるようになったといいます。
主将として気を付けているのは声のトーン。「キャプテンとして、声のトーン一つで練習の雰囲気が変わるため、常に声のかけ方を意識している」と話します。
大学生活を通して、高校までと違い、自分で考えて行動する力が身についたと感じています。また、練習の参考になったのは「授業中に先生がポロっと口にされる言葉や考え方」といいます。「先生方はスポーツ科学の引き出しがとても多いので、練習で役立つ言葉をたくさん聞きました」と話します。
個人戦の全日本は初の出場。「全日本でも絶対に勝ちます」と意気込んでいます。
中川宗一郎 柔道人生集大成の年 「誕生日に日本武道館で躍動したい」

中川宗一郎
男子100㌔級で全日本の出場権を獲得した中川は、来年から郷里に近い福岡県で小学校の先生を目指し、今季が柔道人生の集大成となります。「この1カ月は就職活動などやることが多くて、試合に集中することが難しい状況だっただけに、本当にうれしい」と笑顔で語りました。
1回戦から3連勝して準々決勝に進み、ベスト4を逃がして代表決定戦へ。開始早々、小外刈りで有効を奪い、以後は相手の動きを見ながら、焦らず慎重に試合を進めて勝利しました。
高川学園高校ではインターハイの個人戦に出場。小学校の先生が夢だったので、教育学部があり、柔道にもハイレベルで打ち込める大阪体育大学に進みました。
大学では2年生から団体戦のメンバーにも選ばれ、今年6月の全日本学生優勝大会(大体戦)では大将を務め、1回戦、2回戦でいずれも一本勝ちして3回戦進出に貢献しました。
大学では、授業で体の仕組みや筋肉の構成について学び、どのようなトレーニングを行えば効果的なのかを学べたことが、今のパフォーマンス向上につながっていると感じていいます。
個人戦での全日本は初体験となります。「たまたまなのか運命なのか、大会当日は誕生日です。日本武道館という素晴らしい舞台で1つでも多く勝てるように全力で頑張ります」と誓いました。

男子66㌔級・平井温蒔(スポーツ科学部1年、和歌山・箕島高校)

女子48㌔級・竹村奈芳(スポーツ科学部3年、東大阪大学敬愛高校)




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