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2026.06.27

侍ジャパン女子日本代表 8月にW杯グループステージ 横井光治侍ジャパンコーチ(硬式野球部女子監督)「メンバーは憧れられ応援される存在に」

 侍ジャパン女子日本代表は8月、第10回WBSC女子野球ワールドカップのグループステージB(台湾)に臨みます。6月5~7日には東京都内で代表候補から侍メンバーを選考する強化合宿が行われました。
 ワールドカップは7連覇、アジアカップは4連覇を達成した侍ジャパン。2023年アジアカップ(香港)からコーチを務めるのが大阪体育大学硬式野球部女子の横井光治(みつはる)監督(教育学部准教授)です。全日本女子野球連盟理事、全日本大学女子硬式野球連盟理事長として長年、女子野球の振興に携わり、2011年から大体大の監督を務めています。侍ジャパンでは主に走塁、チーム全体のコーチとして、中島梨紗監督を補佐します。

 横井コーチに聞きました。

横井光治侍ジャパン女子日本代表コーチ(大阪体育大学教育学部准教授)
【大阪体育大学】

横井光治侍ジャパン女子日本代表コーチ(大阪体育大学教育学部准教授)

――グループステージに向けての意気込みを
 ファイナルにつながる大事な試合であり、当然だが1位通過を目指す。中島監督が目指す、細かさとダイナミックさの両方を選手に理解させ実行する野球を支えていきたい。

――強化合宿の印象は
 前回のワールドカップを経験し、侍ジャパンがどんなものかを知っている選手たちの意気込みがすごかった。もう一度日本代表になりたい気持ちが強く伝わり、必死になって合宿の3日間で結果を出した。選手何人かと話したが、もう一度あの優勝の瞬間をジャパンのユニホームを着て味わいたいというリアルな目標を持っていた。

――昨年、4連覇を果たしたアジアカップ(中国)は学生選抜だった。今回はフル代表。違いを感じるか
 技術、スピード、どれを取ってもまったく違う。自分は大学を代表する立場ではあるが、ここに大学生を送り込むためには、もっと大学生のレベルを上げないといけないと実感した。

――コーチとしてチームで意識していることは
 走塁とチーム全体を担当しているが、全員の観察というか、選手の声を拾うことを意識している。グラウンド以外の場所でも選手に目を配り、選手が食事でよく食べれているか、仲間同士のコミュニケーションの量なども観察して監督と話している。

――グループステージでは、日本は優勝候補としてマークされる
 相手に関係なく日本の野球、自分たちの野球を毎試合しっかり戦う。他国は打倒日本の気持ちを強く持って臨んでくるので、その点も選手たちと理解して戦いたい。

2024年ワールドカップファイナルステージでMVPを獲得した教え子の白石美優(現阪神タイガースWomen)と
【ⒸWBFJ】

2024年ワールドカップファイナルステージでMVPを獲得した教え子の白石美優(現阪神タイガースWomen)と
【ⒸWBFJ】

――女子野球は人気が上がっているという実感はあるか
 ある。日本女子野球連盟のHPにも掲載しているが、競技人口は2015年の1519人から10年後の2025年は2.3倍の3561人に、登録チームは62チームから2.2倍の138チームに増え、右肩上がりだ。また、少しずつだが観客数もアップしている。企業の支援も確実に増えている。大阪体育大学が大和リースさんのサポートをいただいているほか、クラブチームは企業スポンサーの協力でチームを運営しているケースがとても多い。

――野球を始めた女子にとって、侍ジャパンは憧れの存在だ
 中島監督は必ずミーティングで「侍ジャパンに求められているのは、憧れられる選手になること、応援される選手になることだ」と選手に呼びかけている。「技術が高いだけでは選ばない。ジャパンにふさわしいチームとして、人間性も含めて素晴らしいと言われる選手の集団にしたい」という方針を徹底している。

――侍ジャパンでの指導は大阪体育大学での指導にどう還元されているか
 大いにプラスになっている。侍のメンバーがどんな思考で野球と向き合っているか、選手と話してきたことを学生たちに話している。学生たちも夢を持ってほしいと思っている。

横井光治(よこい・みつはる)
 2011年、大阪体育大学硬式野球部女子監督。2021年、全日本インカレ優勝。2023年から侍ジャパンコーチを務める。2024年のワールドカップファイナルステージは当時体育学部4年だった白石美優(現阪神タイガースWomen)が首位打者となりMVPを獲得した。学生選抜で臨んだ昨年のアジアカップでは、大阪体育大学から5選手が参加し、体育学部4年だった柏﨑咲和(現読売ジャイアンツ)がMVPを獲得した。

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