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2026.06.01

バレーボール部女子 関西大学春季リーグ1部で昇格後最高の3位

 大阪体育大学バレーボール部女子は関西大学バレーボール春季リーグ女子1部で、7勝4敗で3位となり、2024年春の1部昇格後、過去最高順位を更新しました。リーグ終盤は3連勝で締めくくり、黒木陽奈主将(体育学部4年、宮崎・都城商業高校)は「全日本インカレ4強という目標につなげるためにも、西日本インカレで優勝したい」と力強く話しました。

黒木陽奈(くろぎ・ひな)主将(体育学部4年、宮崎・都城商業高校)
【大阪体育大学】

黒木陽奈(くろぎ・ひな)主将(体育学部4年、宮崎・都城商業高校)

前半のヤマ場 大学院生アナリストの分析活かしホーム戦連勝


 リーグ初戦は大阪国際大学に1‐3で敗れて黒星スタートでした。2戦目は神戸親和大に勝ちましたが、続く神戸学院大学戦はまさかのストレート負け。チームはセッターに1年生の眞田來玲彩(さなだ・くれあ、スポーツ科学部、宮崎・日南学園高校)を起用しました。序盤は固さもあってアタッカーとのコンビネーションがまだ十分には機能しませんでした。

 4戦目で京都橘大学を3‐2で降し、前半戦のヤマ場となったのが、大体大でのホーム開催となった第5戦・園田学園大学戦と第6戦・関西学院大学戦でした。ここでチームの大きな力となったのが、スカウティング力です。2年生の時からアナリストを務め、今春、大学院スポーツ科学研究科に進んで沼田薫樹講師(バレーボール部男子監督)のもとでゲームパフォーマンス分析を研究する宮内こころさん(博士前期課程1年、福岡・誠修高校出身)が、自チームの練習はもちろんリーグ戦に張り付いて各チームを撮影、分析しました。試合前のミーティングで分析に基づいてどういう攻撃をしてくるか、どういうコースを狙うかなどを話し合い、それが試合で活きました。
 園田学園大学にフルセットで競り勝ちました。関西学院大学戦では、相手選手のポジションがそれまでとは変わりましたが、宮内さんが把握していて相手選手の得意なアタックコースの分析結果をもとに、フルセットの勝利につなげたといいます。

大阪体育大学バレーボール部女子 【大阪体育大学】

大阪体育大学バレーボール部女子

連敗のピンチ 自分たちの攻撃を再分析し3連勝でフィニッシュ


 しかし、次の週は優勝した関西大学、第8戦では帝塚山大学に連敗しました。今後の勝敗次第では、入替戦もあり得る状況に追い込まれました。
 黒木は「帝塚山大学に負けた後はチームの意識は落ち込み、次勝たないと入替戦というプレッシャーがありました。千里金蘭大学はその時点で自分たちより順位が上で、その後の龍谷大学には春の練習試合で勝てていませんでした」と振り返ります。

ミドルブロッカー・黒木陽奈 【大阪体育大学】

ミドルブロッカー・黒木陽奈

 

 大一番の千里金蘭大学戦前に、チームは自分たちの攻撃を再分析しました。「黒木はここのコースにスパイクが多い。だから相手のディフェンスがそこに入る。もっと自分が苦手なコースにスパイクを打たないと」。黒木は「自分のプレーを分析できたから、苦手なコースに打ちました」といいます。

 また、相手の攻撃の分析に基づいてレシーブの隊形を変えたことも奏功したといいます。

 千里金蘭大学にフルセットで勝ち、龍谷大学に3‐1、最終戦の武庫川女子大学にも3‐1で勝って、最後は3連勝で締めくくりました。

 チーム技術ランキングでは、ブロック決定本数は2位ですが、アタック決定率5位、サーブ効果率9位でした。傑出した数字ではありませんが、しぶとく粘りました。ストレート勝ちは1試合もなく、フルセットにもつれ込むと4戦全勝でした。黒木は「フルセットまで行ったら勝てるという自信がありました。粘り強く戦えました」と話します。

アウトサイドヒッター・須藤舞尋(まひろ、教育学部2年、宮崎・延岡学園高校) 【大阪体育大学】

アウトサイドヒッター・須藤舞尋(まひろ、教育学部2年、宮崎・延岡学園高校)

新人セッター眞田ら1、2年生と上級生が融合


 チームは下級生主体で、主力の4年生は2人でした。後は1年生3人、2年生3人です。全員が力を出しましたが、中でも新人セッターの眞田はセッターが一人しかいないチーム状況の中でフル出場しました。アタッカーとのコンビネーションが試合を重ねるうちに機能しました。物おじせずに先輩のアタッカーに「今のはこうでした」「こうした方がいいと思います」とはっきり意見して攻撃を修正し、上位進出の大きな原動力となりました。

 序盤戦のある試合の後、黒木はストレッチの際に眞田が「思うようにプレーできない」と泣いている姿を見て驚いたといいます。「眞田さんのプレーは全然悪くなかったのに、責任を背負い込んでいました。自主練もすごくして頑張っていました」

セッター・眞田來玲彩(さなだ・くれあ、スポーツ科学部1年、宮崎・日南学園高校) 【大阪体育大学】

セッター・眞田來玲彩(さなだ・くれあ、スポーツ科学部1年、宮崎・日南学園高校)

黒木はブロック決定本数2位 大黒柱が卒業したチームをけん引


 黒木自身も大黒柱の徳永優奈(現SVリーグ・アランマーレ山形)が抜けたチームを引っ張り、個人技術でブロック決定本数2位(36得点)、アタック決定率9位(40・7%)と高い数字を残しましたが、「まだ欠点の調子の波が大きい点は克服できていません」と反省します。

 チームの今季の目標は、全日本インカレ4強です。黒木は「全日本につなげるためにも、西日本インカレで優勝したいです」と力を込めました。

リベロ・杉村美怜(みれい、スポーツ科学部1年、愛知・誠信高校) 【大阪体育大学】

リベロ・杉村美怜(みれい、スポーツ科学部1年、愛知・誠信高校)

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