大阪体育大学スポーツ科学部の村上なおみ講師は体育科教育コースに所属する。体育科教育学、コーチング学が専門で、全日本インカレ優勝2回のバスケットボール部女子を監督として率い、研究で得た知見をクラブ強化に活かしています。
スポーツで進むデータ分析について、村上講師に聞きました。

大阪体育大学スポーツ科学部・村上なおみ講師

大阪体育大学はスポーツSDGsを推進しています
スポーツとの関わり方が、どんどん多様に
最近は若い指導者ほど、データ分析やエビデンスを授業や指導に活かそうという姿勢が強くなってきました。一方で、長年の経験を基にした指導を続ける指導者の感覚も、尊重すべき貴重なものです。「現場を否定しない」ということも意識しつつ、バランスを考えて科学的な知見を提供しています。
このように、最新技術の取り入れが徐々に進むスポーツ界で、コーチやアナリストの道を見据えて大学に入ってくる学生が増えています。私がクラブで取り入れている映像分析も、学生と一緒に取り組んでいます。数字や映像から読み取ったことを様々な方法でプレーヤーに伝え、プレーに落とし込んでもらうというアプローチです。
大体大には、授業やクラブの対話の中で伸びていく学生がすごく多いと感じています。ぜひここで、知らなかったことややったことのないことに出会って世界を切り拓き、自分とスポーツとの関わり方を見つけ出してください。
私は大体大出身で、在学中は女子バスケットボール部に所属していました。現在も監督として現場に携わっています。
私の研究は、体育科教育学を基盤に、コーチング学の視点を取り入れた授業法の探究です。「どのようなトレーニングが効果的か」「正しい動きをどう伝えるか」といった指導の在り方を考えるのがコーチング学であり、その知見を学校体育の授業で生徒にどう届けるかを探るのが体育科教育学です。
近年はスポーツ分析が進み、プレーを細かく見ることが可能になりました。しかし、その情報をどう伝え、生徒の「できた!」につなげるかは簡単ではありません。例えば、ボールを持っていない生徒が「空間を使う・作る」ための動きを、録画映像を用いて俯瞰的に示すことで理解が深まることがあります。教師の「しかけ」によって学びは変わります。
競技現場での実践と研究成果を往還させながら、可能性を秘めた子どもたちや学生を伸ばす指導法をさらに研究し、広めていきたいと考えています。
むらかみ・なおみ
バスケットボールを中心に、ゲームパフォーマンスの可視化と指導法の研究に取り組んでいる。映像分析やデータを活用して得られた知見を競技現場で実践し、その成果や課題を再び研究へと還元する―研究と現場を往還する実践的アプローチを強みとしている。現在は育児と両立しながら日本一を目指す挑戦を続けており、多様な立場でスポーツに関わる在り方を、自らの実践を通して発信している。主な指導実績:全日本大学バスケットボール選手権大会 優勝(2007年・2012年)全日本大学新人戦 初代女王(2023年)




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