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2026.04.27

サッカーJ1東京ヴェルディ・林尚輝さんが語る母校・大阪体育大学での学び 「競技と学業に全力で向き合った4年間」「プロとして活動できているのは、スポーツ科学の学びのおかげ」

 プロサッカーJリーグJ1・東京ヴェルディの林尚輝さん(27)は、島根・立正大学淞南高校の時、教育実習に来ていたサッカー部員から大学での独自の練習法を聞き、「ここなら自分を成長させられる」と直感して、大阪体育大学に進学しました。
 元々、人前で話すことや試合前の緊張がコンプレックスになっていました。スポーツ心理学の力で課題を解決したいと、現日本スポーツ心理学会会長の土屋裕睦(ひろのぶ)教授(スポーツ心理学)のゼミに所属。4年間、競技と学業に全力で向き合って、3年連続で体育学部上位5人に認定される「学業優秀者」となりました。
 「今、プロサッカー選手として活動できているのも、そこでの学びのおかげだと思っています」と語ります。
 大学での学びをプロでどう活かしているのか。林さんに聞きました。

林尚輝さん
【ⒸTOKYO VERDY】

林尚輝さん
【ⒸTOKYO VERDY】


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大阪体育大学はスポーツSDGsを推進しています

「ここなら自分が成長できる」。可能性を感じ、大阪体育大学へ


 大阪体育大学を志したきっかけは、高校時代に教育実習へ来ていた先生の存在でした。2年連続で、大阪体育大学サッカー部の方が来られ、大学での練習内容について色々な話を聞きました。足の指を曲げて歩くトレーニングや古武術を取り入れた対人練習など、独自の取り組みを行っていることを知り、「ここなら自分を成長させられる」と直感して進学を決めました。
 大学のサッカー部では、監督以外にも多くの卒業生がコーチとしてサポートしてくださるのですが、独自トレーニングに卒業生の得意分野や知見が加わって、年々練習内容がアップデートされていきました。そんな環境下で、より高いレベルに到達したいという思いが自然と募り始めました。

林尚輝さん 【ⒸTOKYO VERDY】

林尚輝さん
【ⒸTOKYO VERDY】

競技と学業に全力で向き合った4年間

 入学後は、競技と真剣に向き合う日々でした。最初は、先輩方に教わりたいことがあっても、「今このタイミングじゃないな」と遠慮することが多かったのですが、あるタイミングから、自分の成長のための行動を押さえつけるのはやめようと思いました。意識を変えてからは、自分が成長したいすべての瞬間に、本気で向き合えるようになり、人に頼ることもできるようになりました。
 部活以外でも、スポーツ心理・カウンセリングコースでの学びから得たものもたくさんありました。人前で話すことへの苦手意識や試合前の緊張がコンプレックスで、「サッカー選手になりたい人が抱える問題じゃないよな」と悩んでいたのですが、それらを心理学の面から解決できると知り、入学当初からこのコースに関心を持っていました。
 今、プロサッカー選手として活動できているのも、そこでの学びのおかげだと思っています。ゼミでの発表を通して、人前で話すことにも慣れました。競技力だけでなく、自分を言葉で理解する力を養えたことが、大学での大きな収穫です。教員を目指していたこともあって、3年連続で体育学部上位5人の「学業優秀者」になり、学業面でも努力した4年間だったと自信を持って言えます。

林尚輝さん 【ⒸTOKYO VERDY】

林尚輝さん
【ⒸTOKYO VERDY】

少なくとも1年間はプロサッカーを、と決意した

 先輩たちがプロに進む環境下で、「この人たちを抜かせば自分もプロになれるかもしれない」と自分を奮い立たせながら練習に明け暮れました。そんな中で、「プロを目指すのか、就職活動をするのか」と監督に聞かれたことがありました。プロになったとしても、高いレベルやカテゴリーでプレーし続けられる保証はありません。それでも、1年間はやってみよう、と決断し、それまで以上にプロの世界を現実の目標として掲げ、練習に励みました。後から後悔するくらいなら挑戦しかないと思いました。
 その後プロ入りをし、現在所属している東京ヴェルディには、3年前にやってきました。J1昇格を懸けたシーズンではDFとしてピッチに立ち続け、ついに昇格が決定。多くのサポーターを笑顔にすることができ、自分の努力も報われた気持ちで本当にうれしかったです。

林尚輝さん 【ⒸTOKYO VERDY】

林尚輝さん
【ⒸTOKYO VERDY】

自分の気持ちに素直になって、目標設定を

 今後は、日本代表を目指します。最初は程遠い夢だと思っていたのですが、一緒にプレーしてきた仲間たちが実際に代表として活躍している姿を見て、自分もなりたいという気持ちが募りました。今掲げられる最高峰の目標に向かって、これからも努力していきます。
 実は高校時代、一度はプロの道を諦めかけました。それでも挑戦できたのは、自分がどうなりたいのか、素直に考えてみたからです。自分の中に湧いて出てくる言い訳を一度取っ払って、自分がそれになるためにどうやったらいいかひたすら向き合えば、自ずとサポートや結果はついてくると思っています。明確に目標を設定してみること。それが機動力になると思います。
 (2026年1月インタビュー。大学案内2027に収録)

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