第80回全日本体操個人総合選手権が4月16~19日、群馬・高崎アリーナで行われ、今春大阪体育大学を卒業しプロとなった築山翔馬(東体操スクール/浪商学園大体大クラブ)が2日間の合計164・764点で8位入賞を果たしました。同選手権では種目別は表彰対象外だが、得意のゆかは決勝で14・433点で、東京五輪金の橋本大輝(日本生命/セントラルスポーツ)、パリ五輪金の岡慎之助(徳洲会体操クラブ)を上回りトップ。
全日本選手権での個人総合入賞は大阪体育大学では男子体操競技部、卒業生を通じて初めてで、築山は「目標のロサンゼルス五輪出場を見すえ、5月のNHK杯で自分の演技をしっかりして世界選手権代表に入りたい」と初の日本代表入りに意気込んでいます。
築山選手に聞きました。

築山翔馬(東体操スクール/浪商学園大体大クラブ)
――個人総合8位の感想は
昨年の全日本選手権は個人総合27位。入賞はうれしいが、目標の2028年ロサンゼルス五輪出場に向けて、まだまだだと思っている。体大で藤原(敏行)先生(体操競技部男子監督)、佐藤(寿治)コーチ(1988年ソウル五輪団体総合銅)に教えてもらったが、4年間でちゃんとした恩返しができていない。もっと恩返ししたいという気持ちがある。
――ゆかは1位だった
ゆかは得意種目だが、おととしの9月に左脚のすねを疲労骨折し、練習でゆかを蹴れない状況だった。まだ痛みはあるがやっと練習できるようになり、優勝することができた。
――ゆかは大学1年の全日本学生選手権の種目別でも優勝した。なぜ、ゆかに強いのか
小さいころ白井健三さん(2016年リオデジャネイロ五輪団体総合金)の体操教室に通っていて、白井さんと仲が良かった。ひねりを教えてもらい、練習が始まる2時間前に教室に行ってトランポリンでひねりをしているうちに勝手にひねりがうまくなり、ゆかが得意になった。
――ゆかの演技で自分が優れていると思う点は
空中感覚。空中で自分がどこにいるのか把握することが自分は得意で、だから着地も止めやすいし、人より難易度の高い技もできた。空中感覚が自分の武器だと思う。

築山翔馬(資料写真、大阪体育大学4年時)
――卒業後は個人プロとして実業団に所属せず、体操競技部と一緒に練習している。なぜか
オリンピックを狙うために一番いい環境を考えた時に、個人で練習に集中できるプロがベストだと考えた。また、将来的に自分で体操クラブを立ち上げたいのでプロで頑張り、有名になれたらとも思っている。
――大学で学んだことは
やはり人間性。大学では藤原先生、佐藤コーチの人柄が素晴らしく、知らない人にあいさつしたりごみを拾ったりして、人間性がたいせつなことを思い知らされた。また、大学3年の時に先輩の田部壮一郎さんのすごい練習量を見て、自分ももっと頑張らないといけないと気づき、それから自分自身の体操が強くなったと思う。
――体操競技部は今春、トレーニングとしては世界で初めて富士通のAI体操採点支援システムを導入し、あん馬と吊り輪に設置した。全日本ではあん馬は6位の好成績だった
現在の体操競技はEスコアの演技のきれいさが重視される。採点システムではあん馬の旋回での腰の角度が今何度で、もっと上がったらいいなどのことが分かり、競技力向上に役立つ。全日本の試合前はAIをかなり使った。
――5月14~17日のNHK杯で世界選手権、アジア大会の代表が決まる
周りがどうのこうのではなく、自分の演技をしっかりして世界選手権代表に入りたい。
――改めて目標は
ロサンゼルス五輪に出場し、金メダルを取ること。まず団体総合。さらに得意のゆかとあん馬で頂点を目指したい。目標達成に向けて、いい感じで来ていると思っている。




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