大阪体育大学スポーツ科学部の新入生全員が1泊2日で合宿し、大学で学問を学ぶ意味を理解し、みんなで交流して友だちづくりにつなげるフレッシュマンセミナーが、大阪府貝塚市の府立少年自然の家などで行われました。手塚洋介教授とともにスポーツ科学科長として統括を務めた伊原久美子教授(野外教育)は「例年以上にリーダーシップを発揮する学生が多く、今年は特にポテンシャルの高い学生が集まった印象があります」と語ります。

フレッシュマンセミナーでレクリエーションに参加する学生。初対面の同級生と一緒に活動し、友だちづくりの大きなきっかけとなった

大阪体育大学はスポーツSDGsを推進しています
フレッシュマンセミナーは高校から大学への円滑な移行を図ることを目的に毎年実施されています。スポーツ科学部の全新入生597人を4月6~7日、7~8日に分け、それぞれ6クラスを編成し、教職員約10人と合宿しました。
1日目の午前は、大学で学内プログラム。スポーツ科学部での学問的な学びを理解することがテーマで、伊原教授らが「高校までは教科を学ぶが、大学では学問を学びます」などと新入生に語りかけました。また、スポーツ科学部6コースの4年生が「先輩体験談」として、一人ずつ各コースの学びと、その学びを学生生活に具体的にどう活かしているのかを説明しました。各クラスの担任も紹介されました。

班ごとにカレーを作って一緒に食事。話も弾んだ
午後は貸し切りバスで少年自然の家に移動し、開講式の後、夕食、入浴をはさんで2つのレクリエーションに取り組み、大部屋で宿泊しました。2日目は朝の集いの後、8人ほどの班ごとに野外炊事でカレー作りに挑戦しました。
伊原教授が感じたのは、各プログラムでの新入生の積極性です。最初のプログラムで、1回も話をしたことのない人を見つけて2人組になり、自己紹介をした後じゃんけんをしましたが、「誰もが臆することなく声をかけ、初めて会った人と全力でじゃんけんをしていた。簡単なようでなかなかできることではない」。約50人のクラス対抗の長縄跳びでは、誰かがミスした時に「人のせいにしちゃだめだ」と声が上がったといいます。2日目の野外炊事では、8人前後の班で各自が役割分担してチームワークを発揮していました。伊原教授は「初めて人と会う場所では目立たないようにしがちだが、それが全然なくそれぞれのパーソナリティーを出し切り、それをみんなが受け入れる温かい雰囲気があった。一人になっている学生を周りがうまく巻き込み取り込んでいるところもあった」と語ります。
期待と不安を持ちながら大学に入学した新入生にとって、友だちづくりは大きなテーマです。伊原教授は昨年の開講式では、「とにかく友だちをつくってください」とあいさつしました。しかし、今年は「皆さんはコミュニケーション能力が高くて、すぐに友だちをつくることができる人たちだと思っています。でも、私は、話を聞いていない人に『ちゃんと話を聞こう』などと言い合えるような、信頼関係に基づいてお互いに注意し合える高いレベルの人間関係を築いてください」と、あいさつの内容を変えました。昨年のフレッシュマンセミナーでもポテンシャルの高さを感じたからだといいます。
フレッシュマンセミナーに参加した新入生の感想は。スポーツ科学部1年、柴田咲良(さくら)さん(福井・羽水高校)に聞きました。
柴田咲良さん 「セミナーまで友だちづくりに必死でしたが、同部屋の人と意気投合し今も一緒に行動」

柴田咲良さん
――フレッシュマンセミナーに参加した感想は
友だちがすごくたくさんできて、レクリエーションも楽しかったです。友だちはリアルに15人ぐらいできました。
――6コースの「先輩体験談」は
とても分かりやすく、特にアスレティックトレーニング(AT)コースの先輩がゼミで体験したことをいっぱい教えてくれて、ATコースに興味を持ちました。私はスポーツマネジメントを学びたくて入学したのですが、先輩の話を聞いてATもかっこいいなと思いました。
――少年自然の家での体験を振り返ると
長縄跳びは全然知らない子にはさまれて跳び、そこで仲良くなれました。夜と翌朝に2回、同じ並び順で跳んだので、前後の子と仲良くなれて、楽しかったです。夜は8人で寝ましたが、とても楽しかった。自分は大学ではとにかく勉強を頑張りたいのですが、同じ思いの子を見つけることができて意気投合し、今も一緒に行動しています。カレー作りは食材を洗って切る役目でしたが、班のみんなが役割分担してスムーズにできました。
――入学してすぐに友だち作りの場に参加できたことは、新入生にとってプラスですか
自分は福井から来て一人暮らしなので、友だちはとても大切だし、友だちをつくるのに必死でした。授業中はあまりしゃべらないので、フレッシュマンセミナーがなかったら、あまり友だちができなかったかも知れません。
――体大の先生のイメージは
みんな明るくて、とてもノリのいい先生方でした。
――フレッシュマンセミナーでの体大生のイメージは
みんなものすごく元気で、いろんな子と分け隔てなくしゃべれる人たちだと感じました。
――大学ではどんな学びをしたいか
まだ、やりたいことはまとまっていませんが、やれることは全部したいし、体大でしか取れない資格も取りたいと思っています。

初日の午前は各コースの4年生から各コースでの学びの内容と体験談を聞く。「とても分かりやすかった」と好評

開講式

レクリエーションが行われた体育館

クラス対抗長縄跳び。誰かがミスしても「人のせいにしちゃだめだ」と声が上がった

仲間と腕を組んで力を合わせて背中合わせで立ち上がる。企業研修にも取り入れられるチームビルディングでも実施されている

ヒューマンチェア。前の人の肩を持ち後ろの人のひざに座る。数人から始めて、大きな輪に

ヒューマンチェア成功。みんなで盛り上がる

2日目の昼食は野外炊事でカレー作り。班の8人が役割分担する

おいしくできました




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