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2026.03.03

大阪体育大学で日本バレーボール学会開催 部員9名がサポート 学生アナリストも研究発表

 日本バレーボール学会第31回大会が3月2、3日、大阪体育大学で「未来をデザインするバレーボール―観る楽しさから競う強さまで―」をテーマに開催されました。

大阪体育大学で開催された日本バレーボール学会
【大阪体育大学】

大阪体育大学で開催された日本バレーボール学会



大阪体育大学はスポーツSDGsを推進しています

 大阪体育大学での開催は24年ぶりで、関西での開催も17年ぶり。沼田薫樹講師(測定評価学、バレーボール部男子監督)が実行委員長、長江晃生准教授(ゲーム分析、同女子監督)が副実行委員長を務め、バレーボール部男女の学生9名が運営のサポートにあたりました。
 また、バレーボール部女子の宮内こころさん(体育学部4年、福岡・誠修高校出身)がアナリストに関する研究をポスターで発表しました。

 日本バレーボール学会はバレーボールに関する科学的研究とその発展に寄与し、会員相互の情報交換、研究協力を促進し、文化としてのバレーボールの発展、バレーボールの実践に資することを目的としています。大会には多数の研究者や指導者、大学院生、企業関係者らが参加しました。

日本バレーボール学会で運営サポートにあたったバレーボール部男女の学生
【大阪体育大学】

日本バレーボール学会で運営サポートにあたったバレーボール部男女の学生

 第1日の2日は、日本バレーボール学会会長の黒川貞生・明治学院大学教授のあいさつの後、特別講演として日本バレーボール協会前理事の原田宗彦・大阪体育大学学事顧問が「バレーボールをもっと人気企業にするために:進化するスポーツビジネスの視点から」と題して講演しました。原田学事顧問は「スポーツが総合エンターテインメントとして発展を遂げていく中で、バレーボールは男女の試合で観客特性が異なり、それぞれの特性に沿ったマーケティングを展開する必要がある。また、旧来の体育館ではなく、スイートルームやラウンジ、プレミアムシートを備えたアリーナを整備し、スポーツホスピタリティによる収益拡大を図るべきだ」と語りました。

開会のあいさつを述べる黒川貞生会長
【大阪体育大学】

開会のあいさつを述べる黒川貞生会長


特別講演に臨む原田宗彦・大阪体育大学学事顧問
【大阪体育大学】

特別講演に臨む原田宗彦・大阪体育大学学事顧問


実行委員長を務めた沼田薫樹講師
【大阪体育大学】

実行委員長を務めた沼田薫樹講師

 続いて大阪体育大学スポーツ科学部の藤本淳也学長補佐・教授(スポーツマーケティング)が司会・進行を務め、シンポジウム「バレーボールの未来を支える社会連携とスポーツマネジメント」を開催。大阪体育大学卒業のパネリスト3人と語り合いました。
 龍谷大学経営学部教授で日本バレーボール協会理事・社会貢献委員会委員長の松永敬子さんは、龍谷大学女子バレーボール部のボランティア活動や日本協会での社会貢献活動について説明。SVリーグ・チェアマン室社会連携グループダイレクターの森脇豊一郎さんは「SVリーグが目指す世界観、成長戦略」について講演した。株式会社CRAFT A 取締役の安部未知子さんは「売上向上の組織づくり」をテーマに、企業との協働活動による「かせぐ力」について報告しました。
 そのうえで、3人は藤本教授の進行で、社会連携を進めるうえでのリーグ・協会と各クラブでの取り組み方の違いや、学会として取り組んでほしいこと、期待することなどについて議論を重ねました。

シンポジウムで司会・進行を務めた藤本淳也学長補佐・教授
【大阪体育大学】

シンポジウムで司会・進行を務めた藤本淳也学長補佐・教授


龍谷大学経営学部教授で日本バレーボール協会理事・社会貢献委員会委員長の松永敬子さん
【大阪体育大学】

龍谷大学経営学部教授で日本バレーボール協会理事・社会貢献委員会委員長の松永敬子さん


SVリーグ・チェアマン室社会連携グループダイレクターの森脇豊一郎さん
【大阪体育大学】

SVリーグ・チェアマン室社会連携グループダイレクターの森脇豊一郎さん


株式会社CRAFT A 取締役の安部未知子さん
【大阪体育大学】

株式会社CRAFT A 取締役の安部未知子さん

 最終日の3日は、バレーボール専用の第4体育館でオンコートレクチャーを開催。大阪体育大学卒業で2025女子U21トレーナーの松田篤実さんが「試合に向けてのコンディショニングマネジメント」について解説。長江准教授が司会を務め、バレーボール部員がモデル役を務めました。

第4体育館で開催されたオンコートレクチャー
【大阪体育大学】

第4体育館で開催されたオンコートレクチャー


バレーボール部員に実演してもらいながら、「試合に向けてのコンディショニングマネジメント」を解説する2025女子U21トレーナーの松田篤実さん
【大阪体育大学】

バレーボール部員に実演してもらいながら、「試合に向けてのコンディショニングマネジメント」を解説する2025女子U21トレーナーの松田篤実さん


司会を務めた長江晃生准教授
【大阪体育大学】

司会を務めた長江晃生准教授


 引き続いて、一般研究発表会(ポスター)が行われ、宮内さんもポスターの前で学会員からの質問に答えました。

研究をポスター発表したバレーボール部女子の宮内こころさん(体育学部4年、福岡・誠修高校出身)
【大阪体育大学】

研究をポスター発表したバレーボール部女子の宮内こころさん(体育学部4年、福岡・誠修高校出身)


一般研究会(ポスター発表)
【大阪体育大学】

一般研究会(ポスター発表)


 宮内さんの発表は「大学女子バレーボールのアナリストの特性に関する研究」。宮内さんは元々セッターだったが、2年生からアナリストを務めた。卒業後は大学院に進みます。研究は、関東、東海、関西、九州の1、2部の大学女子バレーボール部の学生アナリストを対象にオンラインアンケートを実施。有効回答42件を分析し、まとめで「学生アナリストの活動は競技力向上に一定の貢献を果たしているが、運営は学生個人の裁量や負担に依存しているため、分析基準や知見を共有する仕組みの構築と学習支援体制の整備が必要」としました。宮内さんは「関東は比較的充実しているが、関西はまだアナリストがいないチームもある。担当者がすべてを負うのではなく、ビデオ係などはチーム全体で運営して、持続的な体制をつくることが必要」と話していました。

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