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2026.02.17

大阪体育大学初の防災士資格取得講座を開催―自分に何ができるか? 防災と救命を学ぶ4日間―

 防災士資格取得講座が2月5~8日の4日間、大阪体育大学で初めて開催されました。防災と救命について講義と演習を交えて幅広く学ぶプログラムで、キャリア支援センターが主催。警察官や消防官、教員などを目指す学生42名と職員3名の計45名が受講しました。

大阪体育大学初の防災士資格取得講座

大阪体育大学初の防災士資格取得講座

 防災士とは、防災の知識と実践力を備えた「防災士資格」を持ち、災害時に自ら判断して地域や周囲と協動できる防災の担い手のことを言います。全国共通の民間資格である防災士資格を取得するには、特定非営利活動法人 日本防災士機構(JBO)が認証した研修機関が実施する防災士養成研修講座を受講し、防災士資格取得試験に合格するとともに、全国の自治体や消防署などの公的機関が実施する救急救命講習を修了する必要があります。

 大規模な地震や豪雨災害が頻発し、国の方針として地域防災力の強化が定められています。より多くの「自助・共助」の担い手が求められる中、防災士は自治体職員や教員、保育士をはじめ、医療・福祉職、企業の安全担当者まで広がりつつあります。藤平祐司キャリア支援センター長は、「警察官や消防官、教員を目指す学生が多い本学で、キャリア支援の一助になることを願ってこの講座を企画した」と話します。大阪府下で防災士養成研修講座と防災士資格取得試験を実施している大学は、本学を含めて3校。さらに大阪体育大学では、救急救命講習を同時に受講できるところもポイントです。

講座の様子
—1日目—

 オリエンテーションの後、地震や津波がどのように発生するのか、その特徴や被害の実態について知り、ハザードマップを活用した被害想定と災害対策の大切さへの理解を深めました。午後には、災害時に必要となる情報の集め方や警報への向き合い方、避難所の設置や運営への関わり方に触れ、模擬演習を通して実践力を高めました。

—2日目—
 泉州南消防組合の現役の消防士4名による指導のもと、救急救命講習を3時間受講しました。胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの使用、気道異物除去といった一次救命処置のスキルを養い、救命について理解を深めました。

一次救命処置について学ぶ学生たち

一次救命処置について学ぶ学生たち

—3日目—
 自然災害が発生した場合の被害を最小限に食い止めようという考え方に基づく減災行動と避難行動への備えや、災害医療と心のケアなどの知識を広げました。また、災害図上訓練(DIG演習)では、地域の状況を具体的にイメージしながら対応策を話し合うなど、冷静に状況を見極めて対応する力を養いました。

—最終日—
 災害ボランティア活動や自主防災活動、防災士に求められる役割について認識を深めるとともに、行政の防災対策や関係機関との連携の重要性について学びました。これまでの知識の総まとめとして模擬試験を行い、防災士資格認定試験に臨みました。

 4日間を通じて、防災と救命を知るだけでなく、「自分に何ができるのか」を考えるきっかけとなる学びの時間となりました。藤平センター長は「知っていることで救える命がある。この災害大国日本で、今後起こりうる大規模災害に備え、受講者一人ひとりが普段から対策意識を持ち、いざという時には率先して迷わず動けるよう成長し続けることを願います」と期待を寄せました。

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