中学校などで運動部活動の指導にあたる学生を育成する大阪体育大学の「グッドコーチ養成セミナー」の2025年度修了証が、学生2人に授与されました。

グッドコーチ養成セミナーの修了証を受け取った藤井愛華さん(前列右から2人目)、陽本千咲さん(3人目)と受講生

大阪体育大学はスポーツSDGsを推進しています
運動部活動は、国が2026年度からの6年間で全国すべての部活動の地域展開の実現を目指した新ガイドラインを発表するなど、大きな転換点を迎えています。
グッドコーチ養成セミナーは、2021年度にスタート。受講生は、部活動指導員の研修項目として国が例示した内容に加え、大体大独自に開発した教育プログラムでコーチングの基礎、スポーツ倫理、事故対応などを約1年間学び、修了者には修了証が発行されます。修了証は、今回の2人を加え、28人に授与されました。

また、大体大は各自治体などからの部活動指導の要望を受けて受講生らに伝え、指導競技や条件がマッチした学生を各自治体に紹介する活動を推進しています。これまでに延べ約220人が中学校などで部活動指導にあたりました。2025年度も多くの登録学生を自治体・学校法人・スポーツ団体に紹介し、52人(1月22日現在)が部活動指導にあたっています。
スポーツ指導者としての学生の育成と、学校現場と学生のニーズのマッチングをシステマティックに進める大体大の取り組みは全国でも極めて珍しく、スポーツ庁や自治体からも高い評価を受けています。大学基準協会の大学評価では、「学生のスポーツ指導者としての実践的な学びにつながるとともに、中学校等の教員の負担減少及び地域の学校教育における部活動の持続可能な運営体制の構築に貢献している」として大学の長所と明記されました。

2025年度の修了生は、藤井愛華さん(スポーツ科学部2年、兵庫・須磨翔風高校)、陽本千咲さん(スポーツ科学部2年、大阪・城南学園高校)。藤井さんは大阪府貝塚市立中学で、陽本さんは大阪府藤井寺市立中学で、それぞれ女子バレーボール部を指導しています。
2人はスポーツ科学部・藤本淳也教授から修了証を交付されました。
2人に感想を聞きました。
藤井愛華さん(スポーツ科学部2年)=2025年7月から貝塚市立中で女子バレーボール部を指導

――受講修了の感想は
この1年間、いろんなことを教えていただきました。自分が部活動指導の現場で実践してうまくいったりいかなかったりたくさんありましたが、この修了証をもらったからにはより責任感を持って指導していきたいと思います。
――なぜグッドコーチ養成セミナーを受講したのか
大学に入ってから部活動をしておらず、体大生らしいことをあまりしていませんでした。元々教員になりたくて体大に入学し、教員になりたい理由も部活動の指導をしたいという思いでしたので、セミナーの募集メールを見て大学で何かチャレンジしたいと思って参加しました。
――セミナーで得た知識で、実際のバレーボールの指導で役立ったことは
このセミナーで主役は生徒だということを教えていただきました。これまでは、自分自身の部活動の経験では「顧問の先生やコーチに言われたから、これをやる」ということが多かったのですが、セミナーで学んだ今は、生徒に「何をしたいのか、どう思っているのか」を聞きながら、それに沿ったサポートをしようと考えています。これからもセミナーで得た知識を活かし、指導を続けていきたい。
陽本千咲さん(スポーツ科学部2年)=2025年1月から藤井寺市立中で女子バレーボール部を指導

――中学で部活動指導を始めた理由は
教員になるかどうか迷っていて、学校現場を自分の目で見たかったからです。
――なぜグッドコーチ養成セミナーを受講したのか
自分は昨年1月、中学のバレー部の指導を始めましたが、指導に携わって分からないことが多かったので、専門的な知識を得て、何か生徒のためになればと思い、セミナーに応募しました。
――セミナーで得た知識で、実際のバレーボールの指導で役立ったことは
セミナーで学んだことをきっかけに、指導現場では生徒に問いかけることを強く意識するようになりました。指導者の考えを生徒に押し付けるのではなくて、生徒には「そのプレーにはどういう意図があったの?」と聞き、「意図のないミスを減らしなさい」と言っています。ただボールに触る、誰かにパスを出すのではなく、どこのコースに打ってほしかったなどまで考えてほしいと思っています。




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