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2025.11.20

剣道全日本学生優勝大会で剣道部男子が8強 菊池主将「関西Vの勢いをつなげた」

 剣道男子の団体戦、第73回全日本学生優勝大会が11月16日、大阪市で行われ、大阪体育大学が環太平洋大学、中央大学、慶応大学に勝ち、ベスト8に進出しました。大将を務め全4試合で勝利した菊池金太郎主将(体育学部4年、福岡・福翔高校)は「日本一を目標にしていたので悔しい結果だが、9月の関西学生優勝大会で優勝し、その勢いをつなげることができたと思う」と大会を振り返りました。

大阪体育大学剣道部男子 【大阪体育大学】

大阪体育大学剣道部男子 【大阪体育大学】


 1回戦の環太平洋大学戦は、先鋒の白武勇人(体育学部4年、佐賀・龍谷高校)が勝利。元々、大体大は立ち上がりの悪さが課題だったというが、先鋒の勝利でチームに流れを呼び、4‐1で快勝しました。
 8強進出の一番のポイントは2回戦の中央大学戦でした。中大は関東学生優勝大会3位で毎回のように上位進出する実力校です。大体大は立ち上がりで勢いをつけるために、先鋒に上段の構えから気迫あふれる剣道を展開する泉卓磨(体育学部4年、兵庫・育英高校)を起用。その泉が勝利しました。その後、逆転されて1‐2となり、後がない中で6人目の副将・奥村龍也(体育学部4年、福井・敦賀高校)が勝ち2‐2。大将の菊池が逆胴と返し面を決め、3‐2で逆転しました。
 3回戦の慶応大学戦は中大戦の勢いを持ち込み、5‐1で快勝しました。
菊池金太郎主将(体育学部4年、福岡・福翔高校) 【大阪体育大学】

菊池金太郎主将(体育学部4年、福岡・福翔高校)


 準々決勝では、この大会で準優勝となる筑波大学と対戦。先鋒から3人連続で落として劣勢に立ち、2‐4で敗退しました。しかし、菊池は大将として意地を見せ、勝利。結局、菊池は1回戦から全4試合で勝利しました。
 今季、剣道部は7月の全日本学生選手権(個人戦)では3人しか出場できないなどシーズン中盤まで成績は振るいませんでしたが、その後、チームとしてのまとまりができ、全員で戦う気持ちになれたといいます。
 これで4年生は公式戦が終了。12月の幹部交代を経て、来年2月の寒稽古を最後に引退となります。菊池は「最後となった全日本学生で、自分はこれまでで一番力を発揮できた。どれだけきつくてもめげずに最後までやり切ることの大切さを剣道部で学んだ」と振り返ります。
 2016年以来となる優勝に向け、「今年はベスト8で終わったので、このままじゃだめだと全員が認識できたと思う。もっと、一人一人が自覚を持って稽古し、日本一を目指してほしい」と後輩にエールを送りました。

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