第103回関西学生サッカーリーグは11月15日、1部の後期最終11節の4試合が行われました。大阪体育大学は兵庫県三木市で京都産業大学と対戦。後半アディショナルタイムに佐野竜眞(体育学部4年、広島県瀬戸内高校)が同点ゴールを決めて2‐2で引き分けました。通算8勝6敗8分け、勝ち点32とし、16日に2試合を残す中で6位が確定。6位以内に与えられる全日本大学選手権大会(インカレ)の2年連続出場を決めました。

2年連続のインカレ出場を決めた大阪体育大学
大阪体育大学は前半19分、45分に失点しましたが、アディショナルタイムに野口楓真(ふうま、体育学部4年、静岡・藤枝明誠高校)がゴールを決め1‐2で前半を折り返しました。後半は4選手を投入するもあと一歩でゴールを逃しましたが、アディショナルタイムで、フル出場ながら豊富な運動量が際立っていた佐野が、中央から中津悠哉(体育学部4年、福井商業高校)のパスを受け、同点ゴールを決めました。
大阪体育大学は第74回全日本大学サッカー選手権大会(12月6~27日)に出場し、12月6日の予選ラウンド・プレーオフで勝利すれば、優勝を争う決勝ラウンドに進みます。

前半アディショナルタイムにゴールを決める野口楓真(ふうま、体育学部4年、静岡・藤枝明誠高校)
松尾監督 「胸を借りるつもりでプレーオフに挑む」
2大会連続を決めた松尾元太監督は「インカレはプレーオフに勝たないと意味がない。胸を借りるつもりで戦いたい」と話します。
上岡、三島拓ら1年生が台頭
4月から計22試合のリーグ戦では、長丁場を戦う中で守備が安定し、総失点は15日時点でリーグ3位の「23」と健闘しました。また、リーグ戦10得点6アシストでチームの中核となった佐野のほか、1年生の台頭が目立ち、FW上岡士恩(しおん、スポーツ科学、広島県瀬戸内高校)、FW三島拓人(同、島根・立正大学淞南高校)、MF三島典征(てんせい、同)、MF矢田幸紀斗(ゆきと、同、ガンバ大阪ユース)が健闘。松尾監督は「1年生はメンタリティーも堂々としているし、能力的には関西1部リーグで通用するスピード、強さがある。あとは経験値と結果がついて来たら、関西を代表する選手に慣れる。他に選手がいないから1年生が出ているのではなく、実力で使っている」と話します。

後半から出場したFW三島拓人(スポーツ科学部1年、島根・立正大学淞南高校)
Bチーム、新人戦も全国大会へ「チーム体大の成果」
松尾監督が「チームとして誇りたい」と強調するのは、主にBチームによる「Iリーグ(インディペンデンスリーグ)全日本大学サッカーフェスティバル(11月18~21日)、1、2年生で臨む全日本大学新人戦(11月25〜29日)とインカレのトリプル全国出場。「1チームでこれだけ全国大会が重なるのは関西では体大だけ。全国的にも珍しい」と語ります。
松尾監督によると、2022年ごろからチームのマネジメントや運営方針を変え、トップチームだけでなく、控えのBチーム以下の充実、強化を進め、3~4年越しの積み重ねがトリプル全国出場に結実したのだといいます。
松尾監督は「福島(充)、松澤(憲伸)コーチと自分の3人で部員220人を指導する中で、この結果を出せたのは、まず両コーチの頑張り。Cチームもくさらずに学生リーダーを中心に成長し、Cの活躍がBの強化、Bの強化がAにつながり、Aでは背番号40番、50番台の選手も活躍し、『チーム体大』として結果を出している。そこが何よりも誇らしい」と強調します。

FW上岡士恩(しおん、スポーツ科学部1年、広島県瀬戸内高校)
「昨年の8強を超える」
4大会ぶりに出場した昨年のインカレは、決勝ラウンドをC組2位で通過しましたが、決勝トーナメント初戦で優勝した東洋大学に1‐3で敗れ、8強でした。松尾監督は「現状維持ではだめ。昨年の8強を上回る成績を残すために、残り3週間しっかり準備したい」と意気込んでいます。

GK長野大河(体育学部4年、島根・立正大学淞南高校)




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