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2025.11.14

関西学生バスケットボールリーグ入替戦 大阪体育大学男子が関西学院大学を振り切り1部復帰 南口主将「目標を達成できる自分たちの遂行力を証明した」

 関西学生バスケットボールリーグの1、2部入替戦で、大阪体育大学男子(2部2位)が2勝1敗で関西学院大学(1部11位)を逆転し、1シーズンでの1部リーグ復帰を決めました。南口皐(こう)主将(体育学部4年、大阪高校)は「1部復帰を目標に取り組んだトレーニングや走り込みが、最後に目に見えて結果につながった。自分たちが目標を達成できる遂行力のあるチームだということを証明できたことがうれしい」と語っています。

南口皐(こう)主将(体育学部4年、大阪高校) 【大阪体育大学】

南口皐(こう)主将(体育学部4年、大阪高校)


 入替戦の分岐点は、延長に次ぐ延長となった第2戦です。
 大阪体育大学は第1クオーターで24‐24と五分、第2クオーター終了で38‐42と劣勢に立ちました。第3クオーターで巻き返し、54‐54と再び五分に。第4クオーターも66‐66と互いに譲らず、試合は延長に入りました。
リヴァース怜央(れお、体育学部3年、大阪・藤井寺高校) 【大阪体育大学】

リヴァース怜央(れお、体育学部3年、大阪・藤井寺高校)


 それまで、大阪体育大学は2部リーグを10勝1敗の2位、続く2次リーグも2勝1敗で大阪経済大学に次ぐ2位とし、入替戦に進んでいました。
 しかし、入替戦第1戦は86‐87で関西学院大学に屈しました。相手エースに序盤から次々に得点を許しました。リバウンドも競り負け、関学大にセカンドチャンスを作られました。
 第2戦では、相手のエースを止めることとリバウンドの2つの反省点は修正できました。しかし、大事な場面でコミュニケーションミスから失点を許し、自分たちのミスからボールを取られて決められるなどして突き放せません。
竹内士道(しどう、体育学部4年、東海大学付属札幌高校) 【大阪体育大学】

竹内士道(しどう、体育学部4年、東海大学付属札幌高校)


 5分間ずつの延長戦。1回目は6点ずつ取り合い、72‐72。延長2回目も10点ずつ加えて82‐82。ついに、3回目の延長に突入しました。
 しかし、南口主将は延長を重ねるたびに勝利への確信を増していたといいます。「体力では、絶対に負けない。『延長やったら、どこまでも行ったろか』と思っていた」と振り返ります。
 その自信のベースには、夏の徹底したトレーニングがありました。まずトレーニングが始まる1、2週間前から練習前に徹底して走り込み、トレーニングに耐える身体を作ります。トレーニングの時期はフロアにリバウンドジャンプ、コンタクトなど8つのステーションを用意しました。また、コートを5往復する走り込みのランメニューなども交互にこなしました。1部復帰を目標にしんどい練習を1年間やり通した自負が各選手にあったといいます。
 延長3回目。相手に疲れが見える中、大体大はそれまでと変わらず走り抜き、この5分間で14‐2と圧倒。96‐84で死闘を制しました。翌日の第3戦も98‐80で勝ち、2勝1敗、1シーズンでの1部復帰を決めました。
清見悠人(はると、教育学部2年、京都・東山高校) 【大阪体育大学】

清見悠人(はると、教育学部2年、京都・東山高校)


 南口はリーグ戦で敢闘賞とフリースロー王を獲得しました。「去年にくらべると、得点のバリエーションが増えたと思う。3ポイントも去年は全然打っていなかったが今年は積極的に打った」といいます。
 「大体大のバスケとは?」と聞かれて、答えました。「今のバスケの世界的な流れは3ポイントシュートを多く打つ。自分たちは3ポイントシュートが大切なのは分かっているが、基本的なディフェンスからリバウンドを取って走ることが体大の色として染みついている。『体大と言えば速攻』と他の大学からも思われている」
 主将として、1部復帰を目指した1年を「4回生の代はインカレに出場できないことが最初から決まっていたが、1部に戻って次につなげることが自分たちの仕事だった。最後に目標を達成する力があることを証明できた」と笑顔を見せました。後輩には「自分たちが1年間何かを目指して徹底して取り組み、終わった時に達成感があれば、それでいいと思う。気負わず頑張ってほしい」とエールを送っています。
南口皐 【大阪体育大学】

南口皐

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