大阪体育大学の野田賢治理事長、神﨑浩学長ら代表団が10月13~15日、中国の上海体育大学を公式訪問しました。

大阪体育大学と上海大学の公式会談【上海体育大学提供】
本学と上海体育大学は、今年4月25日、上海体育大学の魏建軍副学長らの来訪を受け、両大学間における友好交流覚書(MOU)を締結。その後、上海体育大学より今後の具体的な連携展開に関する協議の機会を設けたいとの申し出があり、今回の訪問が実現しました。
上海体育大学は、数多くのオリンピックメダリストを輩出する中国有数の体育系大学であり、研究面においても国内外で高い評価を受けています。訪問初日には、楊浦区にあるメインキャンパスを視察。敷地内には、世界レベルのトレーニング施設や、AIを活用した最先端の研究設備が整備されており、トップアスリートの育成と高度なスポーツ科学研究の両立が可能な環境が整っていることが確認されました。

毛丽娟学長【上海体育大学提供】
翌日には、毛丽娟学長を表敬訪問し、国際交流センターの張哲センター長らと共に意見交換を行いました。会談の冒頭、毛学長より本学代表団への歓迎の意が示され、上海体育大学のこれまでの歩みや特色について紹介がありました。建学当初は小・中・高の体育教員の育成を目的としていましたが、現在ではオリンピック選手の輩出、大学教員の養成、さらにはスポーツマネジメントやスポーツ科学分野における高度な研究を担う大学へと発展しているとの説明がありました。また、国際的な連携を重視しており、特に地理的に近い大阪との関係強化を通じて、教職員や学生の交流を積極的に展開していきたいと述べられました。

野田賢治理事長【上海体育大学提供】

神﨑浩学長【上海体育大学提供】
これを受けて、野田理事長は約40年前に本学と上海体育大学との交流が始まった経緯に触れながら、今回の相互訪問を契機に、大阪と上海の両大学の地理的近接性を活かした学生・教職員の実質的な交流が早期に実現し、両大学の発展に寄与することを期待していると述べました。
また、神﨑学長は「大学間の学術交流はもちろん、教職員・学生間の人的交流も今後ますます重要になる」と強調。大学院を含めた研究交流の推進、学生交流の活発化など、今後の国際連携強化に向けた展望を示しました。

【上海体育大学提供】
今回の訪問を通じて視察した教育・研究施設や、会談で共有された具体的な交流構想は、今後の両大学の学術・スポーツ分野における連携の礎となることが期待されます。




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