第78回西日本学生陸上競技対校選手権大会は第2日の9月13日、京都市のたけびしスタジアム京都で競技が行われ、男子の十種競技で三和(みわ)龍之介(体育学部3年、兵庫・社高校)が自己ベストの6930点で5位入賞を果たしました。6月の日本インカレ2位の山本湧斗(ゆうと、体育学部3年、兵庫・明石商業高校)は6221点で12位でした。

十種競技最後の1500mで1位になり雄たけびを上げる三和龍之介

三和龍之介の1500m
三和は8種目目の棒高跳び、9種目のやり投げで続けて自己ベストをマークして6位に浮上。最後の1500mはスタートから大きく飛び出して先頭に立って、4分25秒29でそのまま逃げ切り、順位を5位に上げました。

山本湧斗(体育学部3年、兵庫・明石商業高校)

山本湧斗の跳躍
「体大トリオで来年の日本インカレに」
昨年の西日本インカレ3位に続いて入賞を果たした三和は「体大の3人で来年の日本インカレに出るため、日本インカレのA標準記録を突破したかった」。ラストの1500mはスタートから飛び出し、2位に大差をつけて1位。A標準の6900点を30点上回りました。
十種競技は、大阪体育大学から三和、12位の山本、11位の福山琉雲(体育3年、岐阜・麗澤瑞浪高校)の3年生トリオが出場しました。特に山本とは同じ兵庫県の中学生時代から四種競技のライバル。山本が昨年、ともに出場した日本インカレで自己ベストを大幅に更新し2位に入り、「めちゃめちゃ悔しかった」と笑います。今回はライバルに雪辱したかたちになりました。

福山琉雲(体育学部3年、岐阜・麗澤瑞浪)
保健体育科の教員を目指し、社高校の先輩で2022年関西インカレ優勝の成松遼も進んだ大体大に入学。今年の関西インカレは4位。日本インカレは16位でした。
体育科教育コースで村上なおみ講師(コーチング学)のゼミに所属。1年生の時に学んだ体力トレーニング論は「どんな練習をどの強度でやったら効果的なのか、実際に授業でも走って学びとても参考になった」と話し、日々のスポーツ科学の学びをパフォーマンスに活かしています。
三和は「十種競技の魅力は、試合中はライバルでも最後にみんなでたたえあうところ」。キング・オブ・アスリートを目指した選手同士の絆を強く感じています。

十種競技フィナーレとなる伝統のパフォーマンス。10種目を戦い抜いた者同士がユニホームを投げ上げて讃え合う
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