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2025.09.03

日本サルコペニア・フレイル学会が大阪体育大学「体力若返り講座」に活動奨励賞

 一般社団法人日本サルコペニア・フレイル学会が大阪体育大学の体力若返り講座にサルコペニア・フレイル指導士活動奨励賞を授与することを決めました。11月1日の学会大会で表彰式と授賞講演が行われます。

体力若返り講座で中高齢の方をサポートする健康科学コースの学生



大阪体育大学はスポーツSDGsを推進しています

 体力若返り講座は地域の中高齢の方の健康増進や体力作りを支援する地域交流講座。2013年に始まり、今年で13年目を迎えます。大阪体育大学スポーツ科学部健康科学コースの前島悦子教授(スポーツ医学)が責任者を務め、池島明子教授(レクリエーション)、友金明香准教授(健康づくり)らが指導します。講座は健康に関する講義と健康づくりを目的とした実技の二本立てで構成され、体力測定のほか、座学は「軽度認知障害とその対策」「筋肉若返りのための食事のとり方」、実技は「自宅でできる自重トレーニング」「ダンスで骨そしょう症予防」などが実施されます。健康科学コースの学生が実技プログラムのサポートに関わり、学生にとって世代間交流、実践的理解の「教育の場」「社会貢献の場」となります。学術的にも健康に関する研究データの蓄積につながり、大きな意義があります。

講座責任者の前島悦子教授

 日本サルコペニア・フレイル学会は、加齢や疾患によって骨格筋量が減少し筋力や身体機能が低下するサルコペニア、加齢や疾患で心身の機能が低下し健康と要介護の中間状態になるフレイルに関する研究の発展や、医療・介護関係者、研究者の交流を促進する場として組織されています。
 また、体力若返り講座責任者の前島教授は2021年にサルコペニア・フレイル指導士の資格を取得しています。

 前島教授は「大阪体育大学の英知を結集させて取り組んできた活動が社会に認められたことを意味し、大変光栄に思います」と受賞を喜び、今後について「本学は『スポーツ・運動』という貴重な資源を有し、その専門性を地域社会の健康増進に役立てていけると確信しています。受賞を励みに今後も体力若返り講座を継続して、多くの方々に健康づくりの機会を提供していきたい」と話しています。

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