第15回全日本大学女子硬式野球選手権記念大会は第6日の8月30日、和歌山県の田辺スポーツパーク野球場で準決勝が行われ、大阪体育大学は前年優勝のIPU環太平洋大学(岡山)と対戦。延長八回タイブレークの末、3‐4で敗れ、明治神宮野球場で行われる決勝への進出を果たせませんでした。

先発の柏﨑咲和(かしざき・さわ、体育学部4年、福井工業大学附属福井高校)
大阪体育大学はBFAアジアカップ(10~11月、中国・杭州)の侍ジャパン女子日本代表(オール大学生)に最多の5人が選出され、横井光治監督がコーチを務めます。
大阪体育大学は一回、二ゴロエラーの無死一塁から、松永菜々夏(ななか、体育学部4年、京都両洋高校)が絶妙のバント安打を決め、1死後、4番・山本一花(いちか、同4年、大阪・履正社高校)の中前タイムリー、5番・木村睦実(むつみ、同4年、京都両洋高校)の二塁打で2点を先取しましたが、なお1死二、三塁で後続が倒れ、以後はしり上がりに調子を上げた相手投手に七回まで2安打に封じられました。

一回にバント安打を決めた松永菜々夏(ななか、体育学部4年、京都両洋高校)
3日連投の柏﨑咲和(かしざき・さわ、同4年、福井工業大学附属福井高校)は四回まで1安打と好投しましたが、五回、2死球と安打で1死満塁とされた後、2点タイムリーを浴び、同点となりました。
2試合連続でタイブレークにもつれ込んだ延長八回表、大体大は無死一、二塁から松永がまたもバント安打を決めて無死満塁としましたが、得点は併殺打の間の1点だけ。その裏、相手もバント安打を決めて無死満塁とし、3番、5番の代打に犠牲フライを許し、サヨナラ負けしました。

一回に先制打を放った山本一花(いちか、体育学部4年、大阪・履正社高校)
横井光治監督の話
3連投の柏﨑は五回ぐらいで継投も考えたが、彼女が悔いを残したと思うことがないように行けるところまで行かせた。一回に2点を先取したが、相手の投手はしり上がりに調子を上げていたので、次の1点を取れなかったのが痛かった。チームは「神宮」をすごく大きな目標にしていたので、ショックは大きい。

一回にタイムリー二塁打を放った木村睦実(むつみ、体育学部4年、京都両洋高校)
3日連投の柏﨑力尽きる 「悔いしか残らない」
山本主将 「悔しさは必ず何かにつながる」
「正直もう全身が痛くて、五回あたりから体も精神的にもしんどくなった。でも、みんなが絶対に点を取ってくれると思い、絶対抑えようと気持ちで投げていた」。サヨナラ犠飛を浴びた柏﨑の目から涙があふれました。
巧みな投球術で四回までは相手打線を1安打に抑えましたが、五回は1死から持ち前の制球が乱れ、連続死球をきっかけに2安打を浴びて追いつかれました。延長八回は無死一、二塁から三塁線寄りの送りバント処理で踏ん張れずに倒れ(バント安打)、無死満塁。3番打者に同点の犠飛。4番を申告敬遠後、代打にも犠飛を許しました。柏﨑は「悔いが残らないようにと思ってずっとやってきたが、やっぱり負けると悔いしか残らない」と声を振り絞りました。
バッテリーを組んだ山本主将は「ここまで投げて頑張ってくれたことに、感謝しかない」と涙声でエースをねぎらいます。
神宮での優勝という目標は逃しましたが、秋の日本選手権への2年ぶり出場が決定しています。侍ジャパンの5人は10~11月のBFAアジアカップ(中国・杭州)に挑みます。山本は「悔しさは必ず何かにつながると思う」。「体大の名をしっかり背負って日本選手権で結果を残し、ジャパンで活躍したい」と誓いました。
<大阪体育大学の侍ジャパン女子日本代表>
柏崎咲和投手(体育学部4年、福井工業大学附属福井高校)
山本一花捕手(体育学部4年、大阪・履正社高校)
木村睦実一塁手(体育学部4年、京都両洋高校)
畑中ゆりあ二塁手(体育学部4年・埼玉・花咲徳栄高校)
荒川莉子遊撃手(体育学部3年・鹿児島・神村学園高等部)
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