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2025.08.22

熊取町「ちびっこキャンプ」「サマーキャンプ」を大阪体育大学が受託 野外活動部の学生らが運営


 大阪体育大学は熊取町教育委員会と委託契約を結び、7月に「ちびっこキャンプ」「サマーキャンプ」を実施し、野外活動部などが運営スタッフとして参加しました。両キャンプは熊取町が主催し25年以上実施している歴史あるキャンプで、2025年度から大阪体育大学社会貢献センター事業として、企画・運営を担います。
 両キャンプは、非日常的な環境での生活や遊びから、豊かな感性や社会性を身につけること、自然への興味関心を高めることを目的に実施されています。
 参加者は野外炊事や他者との共同生活、シャワークライミングといった非日常的な体験を通して、「自分のことは自分でする」「協力する」「自然を楽しむ」ことにチャレンジする機会となっています。

◆ちびっこキャンプ
 まず、ちびっこキャンプが7月19、20日の1泊2日で大阪府貝塚市の府立少年自然の家の渓流園地で熊取町在住の小学校1~3年生の児童31名が参加して開催されました。
参加者は「チャレンジ」を合言葉に、ウォークラリー、野外炊事、キャンプファイヤー、シャワークライミングなどのキャンプ活動を楽しみました。キャンプの指導には大体大野外活動部、德田真彦スポーツ科学部講師(野外教育)とゼミ生11名が携わりました。
 指導に関わる学生たちにとっては、小学校低学年というマネジメントや安全管理が難しい年ごろの児童に対して、キャンプ活動を楽しませつつ、どう安全性を確保するのかを学ぶ貴重な機会となりました。

ちびっこキャンプ開会前のあいさつ


野外炊事にチャレンジ!


シャワークライミングに挑戦中


◆サマーキャンプ
 続いて7月27~29日の2泊3日、和歌山県田辺市の大塔青少年旅行村で熊取町在住の小学校4~6年生の児童19名が参加してサマーキャンプを開催しました。
 参加者は川遊び、シャワークライミング、野外炊事、キャンプファイヤー、ナイトハイクなどのキャンプ活動を楽しみました。
 サマーキャンプは小学校高学年が対象となるため、児童にも班長や副班長、食事係といった役割分担があり、自分たちでキャンプを運営するような内容となっています。参加者のリーダーシップや、他者へのフォローを意識づけすることも活動の狙いです。また、指導役の学生にとっては、小学校低学年とは違った関わり方が求められるため、新たな学びとなりました。

日置川の清流で遊ぶ子どもたちと学生スタッフ


大きな岩から思い切ってダイブ!


夜はキャンプファイヤー!

 サマーキャンプは初めての体験ばかりで、最初は自主的に行動できなかった子どもたちも、野外炊事では回数を重ねるごとに自ら薪割り・火おこし、調理をし、最終日はほぼ自分たちの力で自炊できるようになっていました。川遊びや滝遊びでの飛び込みも、子どもたちにとっては勇気のいる挑戦ですが、飛び込んだ後の表情はとてもうれしそうでした。
 参加した子どもたちからは、「一番楽しかったのは滝遊びで、高いところから飛び込んだのが一番のチャレンジ。勇気がいることが多くあったけど頑張れた」「参加したとき仲良くできるか不安だったけれど、虫とりなどでたくさん話せた。自分たちでもキャンプをしてみたいと思った」「一番楽しかったのは野外炊事。薪割り、火起こしをがんばり、3日間でいっぱい料理をしたのでおいしい料理が作れるようになった」などの声が聞かれ、指導に関わった学生とともに学びのある夏の思い出となりました。

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