• TOP
  • お知らせ
  • 学内トピックス
  • 女子野球 全日本大学選手権 決勝を「聖地」神宮で開催 9月14日ナイター 硬式野球部女子・横井監督「女子選手に大きな目標」

NEWSお知らせ

学内トピックス

2025.08.21

女子野球 全日本大学選手権 決勝を「聖地」神宮で開催 9月14日ナイター 硬式野球部女子・横井監督「女子選手に大きな目標」

 全日本女子野球連盟などは8月21日、和歌山県田辺市で25日に競技が始まる第15回全日本大学女子硬式野球選手権大会の決勝を、東京六大学野球連盟の協力のもと、9月14日(日)ナイター(19時予定)で、大学野球の〝聖地〟である明治神宮野球場で初めて開催すると発表しました。

2021年のナイター決勝で初優勝した大阪体育大学

全日本女子野球連盟リリース

 女子硬式野球の全日本大学選手権(インカレ)は5月の高知大会、8月の和歌山大会があります。
 今年の和歌山大会は25~30日、前年より3校多い18大学が参加して田辺スポーツパーク野球場(田辺市)、上富田野球場(上富田町)で準決勝までを開催します。25~27日に予選リーグ、28~30日に決勝トーナメントが行われます。
 大阪体育大学は2021年に初優勝を果たしました。5月の高知大会は準優勝。BFAアジアカップ(10~11月、中国・杭州)の侍ジャパン女子日本代表に最多の5選手が選ばれており、4年ぶりの優勝が期待されています。

 女子野球は、高校の全国選手権大会が2021年から阪神甲子園球場で、全国選抜大会が翌2022年から東京ドームで決勝を開催。今年創設された「中日ドラゴンズクイーンズカップ」は、決勝がバンテリンドームナゴヤで開催されました。
 また、プロ野球の阪神タイガース、読売ジャイアンツ、西武ライオンズがそれぞれ女子チームを運営・支援するなど、女子野球への関心は年々高まっています。

全日本大学連盟理事長・横井監督に聞く


 高校に続き、大学でも決勝が〝聖地〟の神宮球場で開催されることの意義について、全日本大学女子硬式野球連盟理事長、全日本女子野球連盟理事でもある大阪体育大学の横井光治監督に聞きました。

横井光治監督

――「神宮決勝」の感想は
 プロの本拠地であり、全日本大学野球選手権が開催される球場。特別な場所が決勝の場として設定され、女子の選手にとってとても大きな目標になる。また、東京六大学野球連盟にご協力いただき、東京六大学の試合の後のナイター開催になった。神宮のナイターはきれいで、個人的にもすごくうれしい。是非とも決勝に進みたい。
――連盟として、「高校のように大学も聖地で」という思いはあったか
 大学の指導者から「高校に光が当たっているので、大学でも特別な何かがほしい」という声を聞いていた。全日本女子野球連盟の山田博子会長にもアプローチして開催を目指していたが、東京六大学野球連盟からご協力をいただき、実現につながった。
――女子野球に対する野球界全体のサポートは
 大阪体育大学は2009年の創部で、当時は「女子野球って何」というイメージだったが、現在はNPB(日本プロ野球組織)も含めて女子野球の発展のために非常にサポートをしてくれている。また、イチローさんのチームが全国の女子高校選抜チームとエキシビションマッチを継続的に行ってくれているのも、女子野球の知名度アップに大きく影響している。
――女子野球のチーム数は増えているか
 大学の加盟チームは、昨年は15だったが、今年は18。来年も3、4チーム増える見通しだ。
―BFA 女子野球アジアカップ(10~11月、中国・杭州)は、オール大学生で代表チームを編成した
 これは、全日本女子野球連盟の山田会長の戦略で、高校選手の大学への進学率を上げることが狙いだ。高校生の女子野球人口は増えているが、高校で野球をやめる競技者が多いため、大学に光を当てていきたい。大学でも侍ジャパンになれる、アジアカップに出場できる、神宮で決勝ができるなどの価値を模索している。

▲