健康科学を学ぶ魅力とは。大阪体育大学体育学部健康スポーツコースの福田晴生(はるき)さん(4年、福井・若狭)は「地域との交流が多く、高齢者の健康増進や予防、食事や栄養について幅広く学べること。健康運動指導士の受験資格も得られる」と語ります。

体育学部健康スポーツコース・福田晴生さん(4年、福井・若狭)

大阪体育大学はスポーツSDGsを推進しています
健康科学コース(体育学部は健康スポーツコース)では、健康管理の知識や運動の仕組み、人体の構造と機能の学びを通して、社会に貢献できる人材を育成しています。
福田さんは、高齢者が多い環境で育ったこともあり、健康維持のための運動やスポーツに興味を持った。また、健康運動指導士の受験資格を得られることもあり健康スポーツコースを選びました。
授業の中で特に面白いと感じたのは、健康スポーツ実技A・Bの授業です。疾病予防のための実技やその指導方法を学びました。また、教員の講義を聴くだけでなく、自分たちで指導方法を考えて提案するなど、実技と指導方法を組み合わせた実践的な学びが非常に興味深かったと話します。
ゼミは池島明子教授のゼミに所属し、健康づくりやレクリエーションを中心に研究しています。池島ゼミは座学よりも実践が多く、地域の高齢者が集まる運動教室や小学校でレクリエーションなどを指導するなど、幅広い年代の方々と触れ合う機会が多い。お年寄りが孫のように接してくれることに懐かしさを感じながら、活動にやりがいが持てるといいます。また小学校での活動では、自分たちが考案したレクリエーションで一緒に遊び、子どもたちの反応を見ながら声掛けをするなど、工夫しながら活動しています。
福田さんは、子供のころから若狭で地域のお年寄りとの交流が当たり前だった環境で育ちました。体調を崩すお年寄りの様子を見て、何か健康寿命を伸ばせる方法がないか調べ、この分野に興味を持っていたといいます。
スーパーでアルバイトをしていますが、ゼミ活動や授業で幅広い年代の方々と話す機会が多いので、職場内や接客でも積極的にコミュニケーションが取れているといいます。また、「健康科学を学ぶことで、実家に帰省した際、地域のお年寄りや家族に運動指導ができ、自分の経験や知識が役に立ち喜んでもらえることがうれしい」と話します。
福田さんは消防士の内定を得ました。消防士は防災教育などで高齢者の自宅や小学校に出向くこともあり、大学での学びと通じるところも多いといいます。「人の役に立つ仕事をしたいと考えていたので、それを実現できる仕事ができることが何よりもうれしくて楽しみ」と話しています。
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