大阪体育大学の各クラブが今季、これまでに繰り広げた熱戦を振り返ります。
テニス部男子は関西学生春季トーナメントの本戦にシングルス7人、ダブルス5組の計14選手が進出した。宮地弘太郎監督は「14人が本戦に勝ち上がったのは初めてではないか」と話す。

片山稜太(体育4年、岡山理科大学附属、右)

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しかし、本戦の試合は苦戦した。シングルスは、垣内勇星(体育4年、山口・西京)、平山凜太郎(体育3年、鹿児島実業)は1勝したが、他の5人は初戦で敗れた。ダブルスは、羽田峻也(体育4年、大阪・清風)・渡邉大樹(同、和歌山・初芝橋本)組、村上慈英(体育3年、福岡・柳川)・下林海瑠(同、清風)組が1勝し、他の3組は初戦で敗れた。全員が全日本インカレ出場を逃がし、宮地監督は「インカレゼロは久しぶり。取れる試合を落とす場面が多かった」と振り返る。
地力のある選手は多い。左利きの片山稜太(体育4年、岡山理科大学附属)は粘り強さが際立ち、ダブルスで1年からメンバーだった垣内はシングルスでも安定感を増した。平山はストロークが安定し、主将の寺崎呼人(体育4年、徳島・城南)も粘り強い。
また、1年生の廣本陽優(スポーツ科学、広島国際学院)、角尾柊哉(同、大阪・履正社)が本戦に出場したのも明るい材料だ。
9月の関西大学対抗リーグは、昨年は1部で全敗し、入替戦で勝った。今年は4位が目標だ。宮地監督は「昨年はエース2人の力が抜けていたが、選手層の厚さは今年が上」と見る。厳しい残暑の中で連戦を乗り切る体力強化も含め、練習に励んでいる。
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