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大学院トピックス

2025.07.07

大学院博士論文発表会 柄木田さんが「スポーツ場面におけるあがりの対処方略の検討-自己意識特性に着目して-」と題して発表

SDGs17の目標3
 大阪体育大学大学院スポーツ科学研究科の第36回博士論文発表会が7月3日(木)、開かれました。

 博士後期課程3年の柄木田(からきだ)健太さん(指導教員・土屋裕睦教授)が「スポーツ場面におけるあがりの対処方略の検討-自己意識特性に着目して-」と題して発表しました。
スポーツにおける「あがり」とは、試合や競技中に過度な緊張やプレッシャーを感じ、本来のパフォーマンスを発揮できなくなる状態を指します。

博士後期期課程3年の柄木田健太さんが「スポーツ場面におけるあがりの対処方略の検討-自己意識特性に着目して-」と題して発表

博士後期期課程3年の柄木田健太さんが「スポーツ場面におけるあがりの対処方略の検討-自己意識特性に着目して-」と題して発表


 柄木田さんは、スポーツ場面でのあがりは、自己意識の特性が関連しているということに着目しました。自己意識とは、自分自身の存在や状態、行動、感情について意識を向ける性格特性です。
大学生のスポーツ選手を対象に調査し、自己意識の高い選手ほど、あがりを経験しやすいことを示しました。また、対処方法を用いた場合、あがりがどう変化したかについても検討し、対処方法の「イメージ」「気晴らし」「思考制御」「自己暗示」「リラクセーション」「アクティベーション」「無関係行動」の7つのうち、あがりの軽減に有効であると認識されているのは「リラクセーション」だったことを示しました。
 最後に柄木田さんは「今後は個人特性の差異やあがりを生じさせるメカニズムの違いによって有効な対処方法を検討する必要がある」と述べました。
 発表のあとに、活発な質疑応答がありました。

第36回博士論文発表会

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