大阪体育大学の各クラブが今季、これまでに繰り広げた熱戦を振り返ります。
体操競技部女子は4月の第67回関西学生選手権の団体総合で2年連続8回目の優勝。史上初の連覇を狙った第75回西日本学生選手権は準優勝だった。
田原宏晃監督は「西日本は1位と1点差。2連覇を目指して練習してきたので悔しいが、関西インカレで失敗が目立った平均台で健闘したことなど収穫も多い」と話す。

加畑友里(体育4年、和歌山北)

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昨年まで関西インカレ個人総合で3連覇した北田絢女ら有力な4年生が卒業。苦戦も予想されたが、横江恵(体育4年、滋賀・草津東)が西日本の個人総合をノーミスで演技して2位に入り、南涼華(同、和歌山北)は関西の個人総合で優勝。主将の加畑友里(同、和歌山北)は西日本5位、関西2位と安定。サポートに回った岸本明依(同、大阪・浪速)も含めて4年生がチームを支えた。絶対的なエースはいないが、平均台に自信を持つ横江、つま先まで伸びたきれいな体操をする南、西日本での種目別優勝など跳馬に強い加畑がそれぞれ持ち味を発揮。田原監督は「チームのまとまりは昨年以上」と評価する。

横江恵(体育4年、滋賀・草津東)
また、1年生の楢村莉菜(スポーツ科学、大阪体育大学浪商)は筋力の強さが持ち味で、関西の個人総合で3位、西日本で8位に食い込んだ。2年生の梅永恋羽(スポーツ科学、滋賀・栗東)も力をつけてきている。

南涼華(体育4年、和歌山北)
体操競技部女子は2019年、全日本インカレ団体総合9位で2部校2位の大学に得点差で下回り2部に降格した後は、2部2位→2部優勝→1部8位→7位→6位と右肩上がりだ。8月の全日本インカレに向け、田原監督は「学生とともに今年の目標とした団体総合で240得点、6位を目指す」と意気込んでいる。
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