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2025.05.02

廃棄バット再利用グッズ「かっとばし!!」を硬式野球部男子に贈呈 スポーツマネジメントコース学生3人のSDGsプロジェクト

 廃棄バットを再利用した箸(はし)「かっとばし!!」の贈呈式が4月30日(水)、大阪体育大学の屋内野球練習場で行われました。

「かっとばし!!」プロジェクトを実施した福永晴翔さん(中央)、正井信之介さん(左端)、大仲菜奈さん(右端)。箸を手にした松平一彦監督(右から2人目)、平子真弘主将

 「かっとばし!!」の制作は、体育学部健康・スポーツマネジメント学科スポーツマネジメントコース・藤本ゼミ4年の福永晴翔さん(市立函館)、正井信之介さん(須磨友が丘)、大仲菜奈さん(久米田)が、学生主体の企画を大学が資金面で支援する「夢プロジェクト」として実施しました。
 1年間に廃棄する木製バットは約360本に及び、これまで、折れたバットは大学を通じて有償で廃棄されていました。
 3人はバットの再利用に向けて、様々な会社を探して福井県小浜市の「株式会社兵左衛門」と連携。1月に廃棄バット約100本を回収。4月、大学の60周年記念ロゴマークなどを入れた「かっとばし!!」60膳が完成しました。
 贈呈式では、制作までの経緯が紹介された後、硬式野球部男子の松平一彦監督、平子真弘主将(体育学部4年、日本航空石川)に福永さん、正井さん、大仲さんから「かっとばし!!」が手渡されました。

屋内野球練習場で贈呈式を実施


 スポーツ活動は持続可能な未来を築くSDGsに大きく貢献する一方で、大量のスポーツ廃棄物を生みます。藤本ゼミの数年前の調査によると、大阪体育大学では1年間でテニスボール約2500球、バドミントンのシャトルコック約2900個、木製バット約360本、シューズ約200足、ウェア類約520枚が廃棄され、これだけで購入時の総額は850万円に達するといいいます。
 大体大では、バレーボール部やテニス部が地元の熊取町の小中学校と協力してバレーボールやテニスボールの再利用に取り組むなど、スポーツを通じてSDGsに貢献することを目指し、大体大スポーツSDGsサイトが開設されています。「かっとばし!!」プロジェクトも同サイトで詳細が報告されています。

かっとばし!!


 贈呈式を終え、松平監督は「学生が自らアイデアを出してSDGsに貢献するのは素晴らしいこと。部の学生たちは悔しい思いも詰まった箸だと言っていた。大切に使いたい」、福永さんは「『かっとばし!!』が野球部の活動を広く知ってもらうきっかけになればうれしい」と話していました。

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