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2025.04.19

「下剋上」狙うバレーボール部男子 最高到達3m45のエース・出水がけん引

 昨春、最下位だった大阪体育大学バレーボール部男子が、1部に昇格した関西大学春季リーグで奮闘しています。上位との対戦が続いて19日時点では0勝3敗だが、2部降格した昨春からチームの一体感が大きく増しました。「下剋上」を合言葉に上位進出を狙うチームを支えるのが、プロ級の最高到達点3m45と高さが武器のエース・出水充希(体育学部4年、大阪・大商学園)です。

出水充希(体育4年、大商学園)


 昨春の1部リーグで、チームは1勝12敗で12チーム中最下位となり2部に降格しました。しかし秋季2部リーグでは、出水がベストスコアラー賞を獲得する活躍でチームをけん引。上位リーグで3戦全勝して優勝し、1部昇格を決めました。

出水充希


 1部リーグでは、下位チームは最初に上位校と当たります。大体大は4月12日の初戦で昨秋優勝の近畿大学に0-3で敗れました。13日の第2戦は昨秋2位の天理大学に屈しましたが、フルセットまで粘りました。出水は13日時点で総得点数リーグ5位の46点を挙げました。

松浦和真主将(体育4年、不来方)


 19日の第3戦、京都産業大学(昨秋5位)戦も1-3で敗れましたが、出水は豪快な14本のバックアタックを含むアタックで24点、ブロックで3点を挙げ、両チームでトップの得点を挙げました。
 出水は身長195㌢。最高到達点3m45はSVリーグでも十分通用するといいます。「自分にトスが上がれば、必ず決めたい。自分の持ち味の高さを意識して、相手のブロック関係なしに上から打てる選手を目指す」と話します。

税所光(体育4年、石川県立工業)


 出水は大阪府能勢町出身。中学からバレーボールを始めました。大商学園高校2年の時、大阪府ベスト8に入り、周囲から「将来は(日本バレーボール最高峰の)SVリーグにも進めるレベル」と言われました。「将来のSVリーグ入りを実現するため、スポーツに関することを広く学びたい」と大阪体育大学に進学。健康スポーツコース、橋本祐介教授(スポーツ医学)のゼミに所属します。「心理学でもマネジメントでも、スポーツに関することの学びは全部が自分のプラスになる」と話します。

藤村奎吾(体育3年、岡山東商業)


 昨春から沼田薫樹講師(測定評価学、ゲームパフォーマンス分析)が監督を務め、チームはデータを意識したバレーに転換しました。

沼田薫樹監督


 出水は「今季のチームは雰囲気が良く、チームワークがとてもいい。春季リーグでは上位6校に食い込みたい。自分自身の目標のSVリーグ入りも目指し、全力を尽くしたい」と意気込んでいます。

松本翔吾(体育3年、玉野光南)

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