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2024.03.07

土屋教授と慶応高野球部・森林監督らが「NO!スポハラ」をテーマに語り合います~17日、「NO!スポハラ」サミット

 スポーツ現場での暴力・暴言など「スポーツ・ハラスメント」(スポハラ)の根絶を目指す「NO!スポハラ」活動に、体育学部の土屋裕睦教授(スポーツ心理学)が取り組んでいます。3月17日に東京で開く「NO!スポハラ」サミット2024でパネルディスカッションの進行などを担うファシリテーターを務め、昨夏の甲子園大会で「エンジョイ・ベースボール」を掲げて全国優勝した慶応義塾高校野球部の森林貴彦監督らと、ハラスメントのないスポーツについて語り合います。


 土屋教授は日本スポーツ心理学会理事長。公認心理師・スポーツメンタルトレーニング上級指導士として日本代表選手やプロスポーツチームの心理支援を実践しているほか、体罰などとは無縁なグッドコーチの育成に取り組み、「NO!スポハラ」活動の実行委員会委員を務めています。
サミットは日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会など国内の主要スポーツ6団体の主催。17日(日)午後1時45分からJAPAN SPORT OLYMPIC SQUAREで行われ、森林監督による基調講演の後、柔道金メダリストで「NO!スポハラ」実行委員の谷本歩実さん、パラ・パワーリフティングの森﨑可林さん、保護者向けワークショップ参加者の篠田ゆりさんを交えてパネルディスカッションを行います。
 土屋教授は森林監督について「甲子園大会は長らく髪型も含めて『苦しいことに耐えてこそ』という歴史がありました。森林監督は筑波大の大学院でコーチングを学ばれ、変革をもたらす新しいタイプのグッドコーチとして注目しています」と語ります。
 スポハラには、現在も「厳しく指導しないと勝てない」などとして容認する声が根強くあるといいます。土屋教授は「私も強くなるために厳しい練習は必要だと考えますが、厳しい指導とハラスメントは違います。慶応高校野球部は『エンジョイ』を追求していますが、日本一厳しい練習をしたから日本一になれたのだと思いますし、慶応のプレーヤーは厳しい練習をエンジョイしたのではないでしょうか」と考察しています。
 シンポジウムでは指導者でもある谷本さん、アスリートの森﨑さん、保護者の篠田さんから森林監督に様々な質問が寄せられそうです。土屋教授は「森林監督には『怒ったことはないのですか』『エンジョイは、慶応だからできたのではないですか』など本音の質問も投げかけてみたい。そのことで本学教職員や学生はじめ多くの方が、NO!スポハラを自分ごととして考えるきっかけにしてもらえたら」と話しています。
 シンポジウムにはオンラインで参加することが可能です。参加費無料でJSPO公認スポーツ指導者の【資格更新のための研修】の対象にもなります。詳細や申し込みは こちら

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