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2021.12.23

「集団力学の視点からみるスポーツファンの熱狂」~第13回スポーツ科学セミナー~

 大学院では、翌年の1月24日(月)まで毎週月曜日4時限目に15回に渡って博士前期課程の学生を対象としたスポーツ科学セミナーを開催しています。
 第13回目は、東北福祉大学 助教の中川裕美先生を迎え「集団力学の視点からみるスポーツファンの熱狂」のタイトルで講義を行いました。先週に続き、受講生に加え、大学院生・修了生が対面やオンラインで多数ご参加いただきました。
冒頭、本学スポーツ心理学専門の土屋裕睦教授より、中川先生のご専門の社会心理学は、「スポーツ心理学を支えている重要な心理学のひとつである」と、推薦者の土屋先生から紹介がありました。
<記事は下へ続きます>

 研究・教育・就職の3つの内容で講義が行われ、熱狂するスポーツファンの社会心理学の研究について紹介されました。プロ野球チームを例にして、自分が応援するチームを内集団、(自分から見て)他人が応援するチームを外集団と呼び、応援するチームの以外の集団(外集団)よりも、内集団(自分が応援しているチームの仲間)の人をより高く評価したり優遇したりすることを「内集団ひいき」と呼ぶと説明されました。
 最後に、中川先生が実施されている学生と教員のコミニケーションを図るために学生に興味を持ってもらうような授業づくり(アイスブレイク)についての紹介がありました。

「集団力学の視点からみるスポーツファンの熱狂」をテーマに講義する中川裕美先生

「集団力学の視点からみるスポーツファンの熱狂」をテーマに講義する中川裕美先生

 次回のスポーツ科学セミナーは、1月17日になります。新潟医療福祉大学の越中敬一先生による「栄養素の摂取と骨格筋のエネルギー代謝-基礎的知見の回収とその現場応用の可能性-」です。当日は、オンライン授業で行う予定です。興味のある方は大学院事務室までお問合せください。

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