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2021.05.21

アウトドアスポーツの学習に取り組む兵庫県立村岡高校を訪問しました

 「地域アウトドアスポーツ類型」を備え、特色のある学習に取り組む兵庫県立村岡高校(香美町、牧野徹校長)を、本学の原田宗彦学長らが5月18日(火)、訪問しました。

<記事は下に続きます>

村岡高校を訪問した原田宗彦学長(左)と牧野徹校長=村岡高校の教育指針「人みな使命あり」の書の前で

 村岡高校は2014年、それまでの地域創造類型を地域アウトドアスポーツ類型に改編し、アウトドアスポーツ系と地域創造系を設置。1学年2学級全募集定員80名のうち50%の40名を定員として全国募集を始めました。
過疎化で地域の中学生が急速に減少する中で、全国から生徒を集めて学級減を防ぐ狙いもあり、特色あるカリキュラムを打ち出したそうです。
 アウトドアスポーツ系では、地域の資源を生かしたアウトドアスポーツの魅力を伝えるリーダーの育成を目指します。1学年はトレーニング理論、栄養学などを学び、2、3学年はアウトドアスポーツインストラクターの資格取得を目的にした「冒険教育」、生涯を通じてできるゴルフ・スキーなどの技術を習得する「生涯スポーツ探求Ⅰ・Ⅱ」などに取り組むほか、地元の香美町ウオーキングマップを制作し、自分たちで考えた介護予防体操をDVD化するなどの実践活動にチャレンジしています。
 大阪体育大学では、スキー、キャンプ、ゴルフ、臨海など体育学部に5つ、教育学部には夏季と冬季の野外活動実習があり、リーダーシップやコミュニケーション能力、人間力を養う場として重視しています。
 村岡高校への訪問では、牧野徹校長、岡田厚志教頭、本学競技スキー部OBで3学年主任の田邊正和教諭に迎えていただきました。
 原田学長が「本学では野外活動に長年にわたって取り組んでおり、村岡高校のユニークな取り組みからヒントをいただければ」とごあいさつしました。
 岡田教頭、田邊教諭から村岡高校の取り組みについて詳細な説明があり、地域などの多彩な講師とともに学外でも学びを得ていくカリキュラムについて、「村岡高校生が3年間で接する大人の数は他校の比ではありません」と強調されました。
本学体育学部の冨山浩三教授(スポーツマネジメント)からも本学の野外活動実習などについて説明があり、活発な意見交換となりました。

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