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2020.12.17

「ラットの命の重さを知り論文を書く」~第12回大学院スポーツ科学セミナー

 大学院のスポーツ科学セミナー第12回は、大阪青山大学講師の藤井嵩子先生を迎え、「研究とは・・・」というテーマで講義していただきました。

<記事は下に続きます>


 本学の博士後期課程在籍3年間で博士の学位を取得された藤井先生。所属していた運動栄養学研究室では動物実験が必須で、命をいただく実験を慎重に実施していたそうです。

 藤井先生は3年間で学位を取得できたことについて、「ラットの命の重さを知っているからこそ、論文を書くのではなく、論文を書かなければならないと考えました。論文を仕上げることがラットへの供養と感謝になります」と、当時を思い出しながら語っていました。
 また、助手として本学に勤務し修士論文発表会に携わって気づいたこととして、スライドの最後を「ご清聴ありがとうございました」と締めくくっている大学院生が多いことを挙げました。藤井先生は、修士論文発表会は審査の場であり、発表者は「聞いてくれてありがとう」という立場ではないとして、学会発表も含めてスライドには使わない方が良いと、先輩としての目線でアドバイスしていました。

 来週(12/21)は今年最後のスポーツ科学セミナーとなり、MGスポーツ株式会社代表取締役社長の長谷川昌男先生による「スポーツメディアの可能性」です。興味のある方は、大学院事務室までお問合せください。

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