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　大阪体育大学アルティメット部が12月５日、堺市のＪ―ＧＲＥＥＮ堺で４年生の学生最後の試合となる部内交流戦を実施しました。

＜記事は下に続きます＞

　日本アルティメット界は、コロナ禍の影響で2020年のすべての大会が中止または延期に。大体大と日本体育大学は両チームの歩みを繋いでくれた４年生への感謝と、今後の両チームの発展、交流促進を目指して「大体大×日体大交流戦」を企画して準備を進めてきましたが、コロナ拡大第３波の影響を受けて両大学の交流戦は中止となりました。

　このため部内交流戦が実施され、男女各２試合、ミックス１試合をすべてオンラインで動画配信し、応援に来ることができなかったＯＢ、ＯＧと選手のご家族に観戦していただきました。
　アルティメット部は1994年の創部から25周年のシーズンを公式戦なしで終えましたが、４年生を中心に部の伝統と歩みをしっかりと繋いでくれました。

【白井直人選手（男子キャプテン、４年生）】
　昨年のインカレで準優勝し、今年は優勝を狙えるメンバーが揃っていたが、コロナ禍の影響で4年生の出場が難しくなりました。このまま最後の節目となる試合がないまま引退するのかと思っていましたが、藤本先生や後輩たちのおかげで今回の交流戦を行うことができました。
　直接応援に来て下さった方もいたが、見に来ることができない方のためにYouTubeで配信したくさんの方に見て頂くことができました。ありがとうございました。
　インカレ優勝は後輩たちが果たしてくれると思うので、今後も応援よろしくお願いします。

【中田莉緒選手（女子キャプテン、４年生）】
　今年は新型コロナウイルスの影響で、大会は中止や延期ばかりで悔しい思いをしました。しかし、今回交流戦(引退試合)ということで藤本先生をはじめ、外部コーチや後輩たちが企画してくださり、4年間の集大成として全てを出し切ることができました。
　また今年は、今までの環境が当たり前ではないと強く感じた1年間でした。この経験を、無駄にすることなくこれからの人生の糧にしていきたいと思っています。たくさんの方の支えがあり引退できたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

【泉　拓磨（交流戦企画統括、３年生）】
　4年生の集大成である学生選手権が来年２月まで延期となり、そこまで残るのが厳しいとされた4年生の為に何とか試合をさせてあげたいと始まったのがこの企画です。当初の予定であった日体大との試合はコロナの再びの猛威で叶いませんでしたが、紅白戦という形で4年生を送り出すことが出来て非常に良かったです。４年生の思いは後輩のわたくしたちがしっかりと受け継いでいきます。

【藤本淳也（アルティメット部部長）】
　コロナ禍の中でも創部25年目の活動を継続し、伝統を未来に繋いでくれた4年生諸君、そして支えていただいたすべての方々に感謝申し上げます。部内交流戦ではありましたが、無事に開催できましたこと本当にうれしく思います。そして、実現には至りませんでしたが、参加を表明してくださった日本体育大学アルティメット・チームの皆さんと顧問の梶先生にも、心より御礼を申し上げます。今後も皆さんのご支援を賜りながら、感謝を忘れず、未来へ向けて部員一同邁進してまいります。引き続き、よろしくお願い申し上げます。