子どもの頃から白バイ隊員に憧れを持ち、その夢をかなえるために大阪体育大学への入学を決意。公務員の勉強はもちろんですが、体を鍛えるためにも大阪体育大学の設備や環境が良いだろうと当時から計画的に考えていました。1年生から公務員の勉強を開始し、兵庫県警のインターンシップをはじめ、業務説明会などにも積極的に参加。就職の際は、大阪府警と京都府警、兵庫県警、皇宮警察を受けて、いろいろと悩みましたが、地元である兵庫県警に決めました。幼い頃から見ていた年頭視閲（ねんとうしえつ）式のパレードやこの街が好きだったことが決め手でした。拝命後は、まず半年間、警察学校で学び、その後、兵庫警察署へと配置が決まりました。地域課員として、交通の取り締まりや巡回パトロール、刑事のサポートを行っています。令和6年元日に起きた「能登半島地震」の被災地にも派遣されました。訓練の通りにいかない過酷な状況でしたが、一人でも多くの人を助けたいと1秒も無駄にできないと必死でした。ここで得た経験を、今後、多くの方の助けになるように活かしていきたいです。

（2024年2月 取材）