2026年世界マスターズ陸上競技選手権が8月22日〜9月3日、韓国・大邱(テグ)市で行われ、藤田雅也さん(体育学部4年、徳島北高校)が日本代表チームの通訳・スタッフとして帯同しました。藤田さんが参加したきっかけは「英語が話せる学生ボランティア」の募集情報を受け取ったことでした。英語が得意な藤田さんは即決で参加を申し込んだといいます。
現地での活動について藤田さんにインタビューしました。

藤田雅也さん
―――帯同のきっかけは
私はトライアスロン部のマネージャーをしていますが、足立哲司監督(スポーツ科学部教授)から、「韓国で開催される世界マスターズ陸上競技選手権で学生スタッフを募集している。英語が話せて、陸上競技に詳しい学生だとなお良い」とお話をいただいたのがきっかけです。英語は得意だったこともあり、是非とも行きたいと思いました。そのころ、教育実習中で地元の徳島に帰省していましたが、両親にも相談し即決しました。
―――現地での活動は
通訳だけでなく様々な活動を担当しました。会場が複数あるため、選手より先に現地に入りコースや動線を確認して選手へ伝えました。会場がすごく広く、ハーフマラソンやクロスカントリーなどはスタジアム外のコースで、日本選手に間違ったことを伝えてはいけないので神経を使いました。競技終了30分後予定の表彰式が遅れた時も、内容を聞き取り選手へ伝えるなどサポートしました。また、大会規定で使用不可のスパイクピンがあり、選手のピンが使用できるのか、代用ピンはどこで購入できるかなど、英語が役立つ場面は多くありました。
―――印象に残っていることは
いろいろとありますが、90歳の男性が5㌔クロスカントリーに出場し完走、金メダルを獲得しました。岸和田の人で、75歳から陸上を始めたそうで「すごい」の一言でした。競技外でも選手の皆さんと陸上のことや大学の話をするなど楽しく過ごしました。ホテル近くの「ヤンニョムチキン&ビール」が最高に美味しくて、夕食は3日連続そこで食べました(笑)

海外選手と共に記念撮影
―――英語はなぜ得意
2~3歳のころから英会話教室に通っていて、先生も外国人なので英語自体が身近にありました。小学校5年生で一度、英会話教室を辞めましたが、英語自体は好きなので中学生ではオンライン英会話教室で学んでいました。高校生の時は陸上競技をしていて部活が忙しく英語からは離れていましたが、英語から離れると聞き取りはできても話す言葉が出てきません。外国人に声をかけられた時も話は分かっても返事ができず、自分でも悔しい気持ちになりました。
そこで大学に入学してからは関西空港の飲食店でバイトし、外国人のお客さんやフィリピン人の同僚スタッフとも話しているので、また英語が身近になりました。今はまた英会話やTOEICの勉強を再開しています。
―――大阪体育大学に進んだ理由は
スポーツ系大学と語学系大学を受験して全て合格し迷いましたが、高校生の時は陸上競技の短距離に力を入れていたので大阪体育大学に進学しました。ただ、高校3年生の秋にケガをして、治らないまま入学したので陸上は続けることはできませんでした。せっかく体大に入ったので、何かやりたいと考えていた時、友人に誘われてトライアスロン部のマネージャーになりました。
―――大学の授業で海外語学研修も受講した
ウエイン・ジュリアン先生(スポーツ科学部教授)の授業で「海外語学研修」に参加し約1カ月間、イギリスのオックスフォードで語学学校に通いました。当たり前ですが、英語ばかりの環境で過ごすので語学レベルは確実に上がりました。不思議なのは、現地では英語での会話が当たり前になっていて実感がありませんでしたが、日本に帰ってきてアルバイト先で外国人のお客さんと話すと会話がすごくスムーズで、成長を実感できました。
―――この経験をどう活かすか、将来の進路は
今回の帯同はトライアスロン部に所属していなければ経験できませんでした。海外語学研修も合わせ、現地で異国の文化・言葉に触れた経験はとても貴重な体験です。地元の徳島の医療・機械系の専門商社に内定をもらっていて、海外研修もあるそうで英語は活かせそうです。社内に英語が話せる人材が少ないと聞いていますので、もっと英会話のレベルを上げて社内で頼られるように頑張ります。

ウサイン・ボルト選手像でも撮影




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