県内の将来有望なジュニアアスリートを発掘・育成する高知県の「高知くろしおキッズ」事業に、大阪体育大学が全面協力しています。9月19日から2泊3日、小学生18人を招いて大阪体育大学で合宿が行われ、スポーツ科学部、教育学部の教員やスポーツ科学センターのスタッフがスポーツ科学の幅広い分野の講義や競技体験、体力測定を実施しました。

高知くろしおキッズの皆さん。ハンドボール部の学生と
ジュニアアスリートの発掘事業は、少子高齢化が進み、地域の競技団体やスポーツ団体だけではジュニア世代の選手の育成や普及が難しくなる中で、全国の多くの都道府県が行っています。
高知県では、ジュニアアスリートを発掘し、運動能力を高めるトレーニングや競技体験プログラムなどを実施する県パスウェイシステム事業の一環として、高知くろしおキッズを実施。これまでに修了生のうち7人が国際大会に、57人が国民スポーツ大会に出場しました。

S&Cルームを見学する子どもたち
大阪体育大学は、スポーツの総合大学としてジュニアスリートの育成を支援する社会貢献活動としての観点や、活動を通じて学生の指導力や知見を伸ばす学びにつなげる観点などから、高知県のくろしおキッズと和歌山県の「和歌山ゴールデンキッズ」をサポート。高知県とは2022年に包括連携協定を締結しており、合宿は今年で4回目となります。
合宿は県が主催し、大阪体育大学スポーツ局と、くろしおキッズの運営を受託するプロ野球独立リーグの高知ファイティングドッグスが主管しました。

アルティメット部の部員から指導を受けてアルティメットを体験
合宿第1日はまず、第6体育館で体力測定。スポーツ科学センター・濵口和人・測定評価部門ディレクターらの指導で数値を測定し、春に高知で測定した数値も含めて記入したフィードバック・レポートを1人1人に渡して成長度合いを確認しました。
その後、海﨑梨織AT部門ディレクターがアスレティックトレーニングに関して講義をし、子どもたちは夕食後、約160人が宿泊できるセミナーハウスに泊まりました。

スポーツ科学センターAT部門の講義「スポーツを解体しよう」

スポーツ心理学の講義を受講
第2日は午前にスポーツ科学部心理部門の澁谷愛佳さんがスポーツ心理について講義。ハンドボール部女子の𠮷本遼監督の指導で子どもたちは部員たちとハンドボールを体験しました。
午後は、学生の指導でアルティメットの競技体験、アダプテッド・スポーツ部監督の曽根裕二准教授の指導でアダプテッド・スポーツの競技体験を行ったほか、体操競技部、ラグビー部などの練習を見学。また、総合実験室など大学の各施設を見学しました。

曽根裕二准教授(左)の指導でアダプテッド・スポーツを体験
最終日はスポーツ科学部・藤原敏行教授がバイオメカニクスについて講義しました。
子どもたちにとっては多様な競技に触れるとともに、専門的な講義や大学生・指導者との交流、クラブ見学を通じて新たな視点を得る機会となりました。

藤原敏行教授からバイオメカニクスを学ぶ

閉講式では子どもたちが2グループに分かれて合宿で得た学びを発表した





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