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2026.09.12

関西学生バスケットに下剋上の予感 2部から復帰の大阪体育大学が昨年の2、3位撃破 大黒柱のリヴァース主将「創部初優勝目指す」

 関西学生バスケットボール1部リーグで、下剋上の予感が漂っています。2部から昇格したばかりの大阪体育大学が、開幕戦こそ昨年優勝の天理大学に60-73で屈しましたが、昨年2位の京都産業大学を93-84で降し、9月12日も昨年3位の大阪学院大学に84-59で快勝。チームは、昨年掲げた2カ年計画「1年で1部昇格、2年で1部優勝、インカレ出場」達成に向け、歩みを進めています。

SFリヴァース怜央(体育学部4年、大阪・藤井寺高校)
【大阪体育大学】

SFリヴァース怜央(体育学部4年、大阪・藤井寺高校)

 好調の要因はリヴァース怜央(れお)主将(体育学部4年、大阪・藤井寺高校)の技術とスピード、キャプテンシー。天理大学戦は両チーム最多の27得点、京都産業大学戦も30得点。大阪学院大学戦は16点にとどまりましたが、積極的に選手に声をかけ、広い視野で周囲を生かすプレーが目立ちました。
 下剋上は成るのか。リヴァース主将に聞きました。

リヴァース怜央


リヴァース
【大阪体育大学】

リヴァース

持ち味の「ディフェンスから速攻」生かす


――昨年、入替戦で勝って1部に昇格し、ここまで昨年の1部上位3チームに2勝1敗。どう評価するか
 順位は自分たちが下なので、失うものがないチャレンジャーとして戦っています。まずディフェンスでしっかりプレッシャーをかけ、自分たちの持ち味であるファーストブレイク(速攻)を出す。自分たちの力を100%、120%出すことにフォーカスしてきました。

――好調の要因は
 昨年よりディフェンスが強くなりました。一人ひとりが抜かれることを恐れず、しっかりプレッシャーをかけられています。短い出場時間でも全力でプレーし、疲れたらベンチメンバーと交代する。代わって出た選手も元気に足を動かし、ディフェンスでプレッシャーをかける。それが僕たちの強みだと思います。

PG清見悠人(教育学部3年、京都・東山高校)
【大阪体育大学】

PG清見悠人(教育学部3年、京都・東山高校)

公認会計士目指し公立高校へ


――ご家族は。バスケットボールを始めたのはいつ
 父はナイジェリアから仕事で日本に来ました。母は日本人です。バスケットは小学3年生から始め、大阪エヴェッサのスクールに週1回通いました。

――高校は公立の藤井寺高校。強豪校への進学は考えなかったか
 中学生のころは身長が165センチくらいしかなく、試合にもあまり出ていませんでした。バスケットボールは好きで、プロになりたいという夢もありましたが、当時はそこまでの実力がありませんでした。そのころは公認会計士になりたいという夢があったので、公立高校で勉強しようと考えました。

SF大角昌寛(スポーツ科学部3年、滋賀・草津東高校)
【大阪体育大学】

SF大角昌寛(スポーツ科学部3年、滋賀・草津東高校)

4年間バスケ脳を鍛えた


――なぜ大阪体育大学に進んだのか
 高校で身長が20㌢以上伸び、プレーも上達しました。比嘉(靖)監督に声をかけていただき、小さいころに憧れていたプロをもう一度目指したいと思いました。スポーツに打ち込めるのは若い時です。若い時にしかできないことを頑張り、それで無理だったら、後から勉強して公認会計士などを目指せばいいと考えました。

――1年春の関西学生選手権で新人王。しかし、2年の秋に左膝の半月板を損傷した
 復帰まで半年近くかかりました。自分だけでなく、ほかのメンバーもけがをしてしまい、結果的に2部へ降格しました。

――自分の持ち味をどう自己評価するか
 身長192㌢で関西では大きい方ですが、スキルやスピードでもほかの選手に負けていないと思っています。また、バスケ脳というか賢くプレーするために4年間、バスケットボールの知識も身につけてきたと思います。

C足立翔茉(スポーツ科学部2年、岐阜・大垣日本大学高校)
【大阪体育大学】

C足立翔茉(スポーツ科学部2年、岐阜・大垣日本大学高校)

バスケ部は人間力重視。全員が授業で全単位取れるよう助け合う


――大阪体育大学のバスケットボール部で学んだことは
 チームは競技以前に、人間力を養うことを大切にしています。学校生活や勉強にしっかり取り組むこと、落ちているごみを拾うことなど、日常生活でやるべきことをきちんとすることがバスケットボールにもつながります。授業でも現在、部員が78人いて、全員がすべての単位を取れるわけではありません。でも、単位を落とした部員がいれば、きちんと単位を取れるようにチームで助け合っていて、それがチームメートの信頼関係を築くことにつながっていると思います。

――大学の学びで、アスリートとして参考になったことは
 他競技の考え方です。実技の授業で多くの競技を経験しますが、特にサッカーにはディフェンスラインを読んだプレーなどバスケットボールにつながる部分が多いと感じました。

――キャプテンとして意識していることは
 チームの上に立つのではなく、みんなと一緒に目標へ向かうことです。僕が先頭に立つことはありますが、「自分が、自分が」となるのではなく、みんなを巻き込み、フラットな関係で取り組むことを心がけています。また、声を出すことは得意なので、そこは僕がやるしかないと思っています。

主将として選手に指示を出すリヴァース
【大阪体育大学】

主将として選手に指示を出すリヴァース

Bリーグドラフト志望リストに公示。五輪代表目指す


――学生最後のシーズン。チームとしての目標は
 創部初のリーグ優勝です。1敗していますが、全勝すれば可能性はあります。優勝していい流れでインカレに入りたいと思っています。

――Bリーグ(プロリーグ)が11日、ドラフト志望選手リストを更新し、リヴァース選手がドラフト志望として公示された。卒業後の目標は
 Bリーグドラフトにエントリーしました。まずはBリーグでのプレーが一番近い目標です。将来的には日本代表に選ばれ、オリンピックに出場したいと思っています。その目標に向かって、やるべきことに一つずつ取り組んでいきます。

SG山城颯(スポーツ科学部3年、沖縄・美来工科高校)
【大阪体育大学】

SG山城颯(スポーツ科学部3年、沖縄・美来工科高校)

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