ライバルより早く!

大体先生が気づいたより速く走るためのコツとは??

専門の先生に聞いてみよう

貴嶋 孝太 先生
大阪体育大学 体育学部
スポーツ教育学科
コーチ教育コース
陸上競技部 コーチ

すごく大事なのに 意外とみんな忘れがちな ポイントがあります!

貴嶋孝太先生

早く走るには…●●の振り方がポイント! 早く走るには…●●の振り方がポイント!

Mr.Kijima
「速く走る」ってつまり「自分が出せるトップスピードが速いこと」なんです。人間が全⼒で走れるのはおよそ7秒が限界とされててこれは世界トップ選手でもケンタくんでも同じなんだよ。
Kenta
7秒...!そこが勝負なんですね...。
Mr.Kijima
そうなんだ。そのためにアスリートは日々いろんな訓練をして いるんだね。ケンタくんは、もっと速く走るために普段どんなトレーニングをしているの?
Kenta
走りこんだり、スタートの練習をしたり、筋トレも...リクよりたくさんトレーニングするようにしてます。走るときの姿勢も本を読んで研究して...
大体大先生
熱心だな。素晴らしい︕
でもなかなか結果が出にくいんだよな︖
Kenta
そうなんです。
やっぱり1か月後の大会でリクに勝つのは難しいのかな…
Mr.Kijima
なるほどね。まだあきらめるのは早いんじゃないかな。
ケンタくんは走るときに腕を振っているけど、なぜ振っているか、意識して考えたことがある︖
Kenta
えっ??なんだろう…特に意識しないでなんとなく…
振らないと走りにくいし…
Mr.Kijima
そう、走りにくいでしょ?
走るときに腕を振るのは実はとっても大きな理由があるんだ。

「腕の振り」は走るために重要な働きをしています!

走る時には,足の動きによって下半身に回転する力が生まれます。
上半身はそれと反対方向に回転する力を、腕を振ることによって生み出しています。
下半身と上半身の回転力が互いに打ち消しあい、その結果不必要なねじれが消えて、身体を正面に向けて走ることができます。

速く走る選手たちは腕を前後に振って、身体(特に骨盤のあたり)を正面に向けて走っています。世界のトップアスリートは足を動かしたり、大きなキック力を出したりするために骨盤周りの筋がよく発達していて、効率よく走っていることも知られています。

Kenta
ほんとだ、こうしてみると全然違う…!腕の動きってすごく重要なんですね!
Mr.Kijima
そう、大事なことなんだけど、
みんななんとなくやってることが多いだろうね。
Kenta
ということは…
これはリクに差をつけるチャンス!?
大体大先生
その通り!比較的早く効果も出そうだし
うまくいけばリクに勝てるんじゃないかな。
Mr.Kijima
1か月後の大会でリクくんに勝ちたいなら、早速、今度の練習から腕の振りを意識してごらん。
ちょっとしたコツを教えるね。

ちょこっとTRY

  • Point1

    イメージ画像

    手はパーでもグーでもOK。
    腕はシャツの裾を擦るように前後にまっすぐに振る。

  • Point2

    イメージ画像

    ハの字にならないようにする。
    肩がガタガタするほど振らないように気を付ける。

そして後日・・・