滑らせることが大事なんです!

理論派・大体先生が気づいた意外な原因とは?!

専門の先生に聞いてみよう

藤井 均 先生
大阪体育大学 体育学部 教授
NATA-BOC 公認アスレティックトレーナー
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

痛みや炎症があるとき 休むのはとっても大事です。 でもすぐ再発してしまう…? なんだか痛みが取れない…? そんな時には…

藤井均先生

注目度No.1!「筋膜リリース」でしなやかな身体づくり! 注目度No.1!「筋膜リリース」でしなやかな身体づくり!

Prof.Fujii
休んで痛みや炎症が収まっても、動かし始めると痛みが再発したり、思うようにトレーニングができないのは本当につらいですよね。そんな時は「筋膜」が原因かもしれません。
Takumi
「筋膜」?初めて聞きました!藤井先生、そもそも「筋膜」って
何ですか?
Prof.Fujii
【筋膜とは?】
筋膜とは筋肉を包んでいる膜で、身体全体にはりめぐらされています。
筋繊維や器官、神経などとも連結していて全身を覆っており、第二の骨格
とも呼ばれています。

Prof.Fujii
この「筋膜」同士の滑りが悪くなると、そこがつっぱったように
動かしづらくなったり痛みが出ます。
大体大先生
伸びないデニムや皮のパンツをはいてるとつっぱって膝が
曲がりにくい、あんな感じかな?
Prof.Fujii
そうそう。そんな感じに近いですね。
その動きがよくない部分を滑らせて本来の状態に戻すのが
「筋膜リリース」なんです。

筋膜リリースとは?

「筋膜」がよく滑る状態に戻すことで全身の不調をなおし、関節や筋肉の動きをよくする方法です。

【「ストレッチ」との違いは?】
筋肉を伸ばすのが「ストレッチ」。筋肉は伸ばすと反動で縮む性質がありそれほど伸びないため、柔軟性を高めるには筋膜リリースの ほうが効果的。

【筋膜リリースの効果】

  • 関節の可動域が大きくなる 関節の可動域が大きくなる
  • 筋肉の柔軟性が高くなる 筋肉の柔軟性が高くなる
  • 筋肉の出力が上がる 筋肉の出力が上がる
Prof.Fujii
専門の勉強をした理学療法士やアスレティックトレーナーは触れ
るとポイントがわかり手技で伸ばすことができます。タクミくんの膝まわりを
ちょっと触りますね。ああ…固まってますね。ちょっと失礼。
Prof.Fujii
筋膜リリース中の写真
Takumi
あいたたったたたたたっ…!! o(><;)o
Prof.Fujii
あっ、言い忘れてました。…これ、結構痛いんです(笑)
でもしばらくしたら痛くなくなってきたでしょう?
Takumi
あれ?ほんとだ…痛みがなくなった
しかもさっきより膝が大きく動きます!
大体大先生
ちょっとですごく変わるんだな。まるで魔法ですね!
Prof.Fujii
でも「筋膜リリース」の効果は永遠に続くわけではありません。
時々やらなければまた滑りが悪くなってしまいます。
大体大先生
毎日、藤井先生にお願いできたらいいのに。
そんなわけにはいかないですもんね (笑)
Prof.Fujii
専門の道具がなくても身近なもので代用出来るので定期的に
自分でできる方法を紹介します。気軽に試してくださいね。
大体大先生
ありがとうございます!

ちょこっとTRY

  • TRY1【膝周りの筋膜をリリースする】

    イメージ画像

    椅子に座り、膝のお皿から指四本ほど入った部分を左右ともに指で押さえる。そのまま膝から下を前後にぶらぶらさせる。(一回数十秒程度・痛みがなくなるぐらいまで)

  • TRY2【すねの筋膜をリリースする】

    イメージ画像

    ゴルフボールなど固いボールを、足の裏でゴロゴロ転がします。足の裏からつながっているすねの筋膜がリリースされ、膝への負担を軽減します。

そして後日・・・