長江准教授がバレーボールのブロック練習器具を開発、特許権取得 「激落ちブロック」とは?

 バレーボール部女子監督の長江晃生・スポーツ科学部准教授(ゲーム分析)が考案・開発したブロック練習器具「激落ちブロック(仮称)」が特許権を取得しました。
 開発のきっかけは、日々の練習をするうえでディグ(レシーブ)やアタック練習に時間がかかり、ブロック練習の時間が限られてしまうことでした。大阪体育大学に限らず、どのチームも限られた練習時間の中で、十分なブロック練習の時間を確保できないという課題があり、その改善案を模索しました。
 長江准教授によると、ブロックで大切なことはネットから手を離さず、最短距離で両手を相手コートに出すことです。ネットから離れてブロックするとブロック得点率が下がり、腕とネットに隙間が生まれることで「吸い込み」による失点も起こりやすくなります。
 激落ちブロックはネット上部に設置して、ネットに沿ってバンドを張り、選手がネットとバンドのすき間に両手を通します。これを使用することで、言語的、感覚的指導では困難だった正しいフォーム(最短最速の手の通り道)の修得が、視覚的に位置を示すことで選手に分かりやすく、効率的に行えるようになります。
 また、素材には着脱が容易で安全性の高い軽量ウレタンを採用。あらゆる現場での使いやすさを追求しています。

実際の激落ちブロック


激落ちブロックをネットの上部に取り付ける。手前にあるバンドに手を通すことで「あおり動作」を抑制して最短最速のブロック動作を習得することができる


 大阪体育大学バレーボール部女子は関西大学リーグでもブロック力に定評があります。2023年の関西秋季1部リーグにおいて、ブロック決定本数が1セット平均2.8本を記録し、見事ブロック決定本数が全12チーム中1位の座を獲得しました。他大学との合同練習でも長江准教授はよくブロック指導を依頼されていて、その中で激落ちブロックも採用されています。
 長江准教授は「今後はバレーボール界全体のブロック技術向上に貢献するため、誰もが気軽に試せる価格設定で商品化を目指したい」と話しています。

長江晃生准教授
https://www.ouhs.jp/department/teacher/nagae_a/