硬式野球部OB会が主催し、スポーツ局が協力、ミズノ株式会社が協賛する「大阪体育大学硬式野球部OB会主催 野球教室・測定会」が2018年12月26日、硬式野球部野球場にて開催されました。
毎年恒例となっている本イベントには、大阪府内の少年野球チーム、中学校野球部計12チーム、156名の選手が参加。プロ野球界で活躍する現役選手をはじめとする野球部OB選手の指導を受けました。
参加した子供たちは、打撃・守備・走塁・投球のコーナーに分かれて、各30分ずつ受講。終わったら次のコーナーへ移動するという方式で進められました。指導に当たった現役プロ野球選手は、村田透(北海道日本ハムファイターズ)、松葉貴之(オリックス・バファローズ)、菅原秀(東北楽天ゴールデンイーグルス)の3選手。これに、近鉄バファローズ元選手で硬式野球部OB会の藤瀬史朗会長や、オリックス・ブルーウェーブの元選手・橋本泰由さんなどのOBが加わり、一人ひとりに声をかけながら直接的な指導を展開しました。
今回の開催から、本学と「体育・スポーツを通じた連携と協力に関する協定」を締結しているミズノ株式会社の協賛と、スポーツ局の協力により、スイングスピードや球速、走力の測定会を実施。普段の練習では得られない、自分たちの実力を数字で見るという経験をした子供たちからは、結果に喜んだり、仲間を応援したりと、楽しそうな歓声が上がっていました。
藤瀬会長は「プロ野球の1軍で活躍する選手たちとのふれあいを通して、子供たちに新しい技術の習得やそれにチャレンジする精神など、一つでも大切なことを会得して欲しいと思います。本イベントを毎年開催することで、野球による地域の活性化や、競技人口の底辺の拡大などに貢献したいと考えています」と話し、会を重ねるごとに参加者を増やしている本イベントの意義を説明しました。
また、硬式野球部の中野和彦監督は「このようなイベントを通して、野球少年たちはもちろん、今はまだ野球をしたことがない子供たちにも、野球の魅力や楽しさを伝えることができたらいいなと思います。OB会だけではなく硬式野球部としても、現在行なっている献血活動などに加えて、自分たちでできる社会貢献活動を実行していきたい」と、今後の展開について語りました。
参加した中学生は「普段の練習では学べないことをプロの選手から聞くことができる、とても貴重な経験になりました。今日学んだことを大切にして、これからも野球を続けていきたいです」と興奮気味に話し、キラキラした笑顔を見せながらプロ選手による指導を受ける姿が印象的でした。
大阪体育大学は地域貢献の一環として、今後も教員と学生とでこのようなイベントを積極的に展開し、スポーツの魅力向上と啓発に取り組むことで、大体大ビジョン2024の具現化を図っていきます。