TAIDAI CAFE

2020.02.28

アスリート食、食べていますか?

アスリート食、食べていますか? 昨年4月にリニューアルした学生食堂で、大阪体育大学ならではのメニューと言えば、これでしょう。

ご飯(主食)はふつう(336㌔㌍)、大(504㌔㌍)、特大(840㌔㌍!)の3種類。主菜は3つから1つ、副菜も5つから2つ選びます。ある日のメニューは、主菜は肉じゃが、豚の生姜焼き、白身魚のムニエル。副菜はなすとひき肉のカレー煮、緑の野菜サラダなど。これに汁物とオプションの果物と乳製品をつけたら栄養のバランスも満点です。

アスリート食 ハンバーグ

学生は体格や競技に応じた必要なエネルギー量を考えてメニューを自分仕様にカスタマイズします。学生アスリートの身体を支える強い味方。でも、アス食はもう一つ大きな目的があります。授業で学んだ栄養学の知識を普段の食事で実践する場なのです。

アス食は岡村浩嗣・体育学部長(スポーツ栄養学)の研究室が監修しています。以前から食堂のメニューとしてありましたが、食堂のリニューアルに伴って研究室の管理栄養士の資格を持つ皆さんが設計の段階から厨房の図面やメニューについてアドバイスしました。現在は井上春奈さん(スポーツ局)が入口近くにスクリーンを設置してアス食の摂り方や効果をPRしています。

岡村研究室の卒業生は体操など多様な競技の日本代表チームに帯同して選手の食事をサポートしていますが、岡村教授は「サポートとは食事の面倒を見ることではない。選手が食事の面でも独り立ちできるように支えること」と強調します。

その意味でアス食では「自分で主菜、副菜などを、知識を基に選ぶことを実践してほしい。組み合わせる力がつけば、外食でも応用できる」と期待します。

井上さんは「卒業後に教員になる学生も多いので、栄養の知識の大切さを子どもたちに教えてほしい」と話しています。アス食、もっと食べましょう。

TAIDAIカフェではさまざまな学内の話題を随時、紹介していきます。

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