2018.04.25

社会貢献センター活動紹介 「小児がんで入院している子どもたちの体力保持に関する運動教室」

社会貢献センターが実施する事業のうち、ここでは「小児がんで入院している子どもたちの体力保持に関する運動教室」について紹介します。
 本事業は、大阪母子医療センター(大阪府和泉市)の医師から相談を受けた本学の後上鐵夫教授(社会貢献センター副センター長)が、アダプテッド・スポーツを専門とする曽根裕二准教授(同兼任研究員)を紹介し、2016年にスタートしました。原則として月に2回、大阪母子医療センターに入院している子どもたちを対象に、本学教員と有志の学生が運動支援の活動を行っています。
 本年(2018年)度は、すでに4月9日(月)および16日(月)に実施されました。
 教室の時間は15時30分からおよそ1時間で、教室に参加してくれる子どもたち(毎回3人から8人くらい、学齢前の子ども中心だが、中には中学生や高校生も)が、学生スタッフとともに、様々な運動(ストラックアウト、卓球、ハンドアーチェリー、ボッチャ、ボウリング、風船バレーなど)に楽しみながら取り組んでいます。
 この活動に2回生のときから参加し、現在は学生スタッフのリーダーを務めている渡辺実里(みのり)さん(教育学部4回生)のはなしです。
「体力保持という本来の目的に直接的には関わらないかもしれませんが、子どもたちには心理面での影響がとても大きいように思います。その分、やりがいと同時に責任も感じるので、毎回の教室の内容をどのように工夫しようかいつも模索しています。ある子どもの担当の看護師さんが、教室に参加しているときの様子を見て、『この子って、こんなふうに屈託なく笑ったりするんやあ』と、それまでに見たことのない表情に驚いていたこともあります。入院生活で常に感じているであろう病気の辛さや悩みを一瞬でも忘れることができる。そういう力がスポーツ、運動にはある。スポーツの素晴らしさをあらためて感じています。であればこそ、子どもたち自身がやりたいことができる環境を作ることが大事だと心に留めながら活動しています。」