NEWSお知らせ

新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ

2020.05.08

授業料及び施設費について

学生の皆さん、保護者の皆様へ

令和2年5月8日

大阪体育大学

学長 岩上 安孝

 この度の新型コロナウイルス感染症の拡大は、我々の日常生活はもとより社会経済活動にまで大きな影響を及ぼしており、一刻も早い収束を皆さんとともに願っております。

 本来、春休み期間は学生たちの元気あふれる声が熊取キャンパスに木霊(こだま)し、桜の開花とともに新入生を迎え、4月8日からは令和2年度の前期授業の開始を予定しておりました。

 本学では2月に危機管理委員会を設け、更に3月には新型コロナウイルス対策本部を組織しました。感染リスク要素を排除して大学をクラスター源とさせないなど学生、教職員の安全性の確保を第一に、日々移り変わる政府、大阪府等の方針も睨みながら、授業、クラブ活動の再開並びにその際の学内環境の改善も含めた検討を続けてきております。

 とりわけ学びへの不安に対し早期の授業再開が望まれる中、第一段階として遠隔方式による授業を4月20日から開始してはおりますが、通常の対面授業はいつからとなるのか定まらず、感染防止のためキャンパス内への自由な往来も規制しており、教室、体育館、グラウンドなどの施設が利用できない状況が続く中で、本学においても授業料や施設費の減額に関するお問い合わせを頂いております。

 大学における授業料は、高等教育機関である大学において、基本的には学部生で4年間、大学院前期博士課程で2年間、後期課程で3年間をかけて、それぞれの学位授与の基本的要件を満たすための教育活動の総額として設定されております。

 遠隔授業は最良の授業形態ではありませんが、現状においては、感染防止を最優先とする社会情勢の中で、遠隔授業の実施は、継続的な学びを確保し学位授与の基本的要件を満たすための教育の機会を保障するものであります。

 慣れない授業形態への戸惑いは、我々教員サイドも同様ですが、従来の対面授業に遠隔授業の経験を加え新たな学びの創出に役立てていきたいと願っております。

 施設費は、キャンパスへの入構料や施設の利用料金ではなく、学生の皆さんの教育・研究への学びの学習と実技授業や部活動などのスポーツ活動を充実させていくための施設の整備や改修、維持にかかわる費用に充当されるものであります。

 例えば、2016年に設置しました「L号館」は、借入金も含め多額の資金を投じましたが、これらの経費は、皆さんの先輩に納めて頂いた施設費が充てられております。また、新たな施設を建設する時に在学する学生の負担が高額にならないように、更に老朽化に伴う改修や中長期的なビジョンに向けた新たな設備投資などに活用していくために施設費を頂いております。

 現在、学生の皆さんがキャンパスに戻る日を目指して、感染拡大防止に向け、手洗い場の増設、手指や用器具の消毒剤の備蓄を含め安全なキャンパスづくりに向けた準備も進めておりますが、これらに要する経費も施設費から充当されております。

 このように授業料、施設費は、本学が取り組んでおります体育、スポーツ、教育への信頼性を育み、高めていくものであり、ひいては在校生の皆さんはもとより2万名を超えるOB、OGの母校への誇りに繋がっていることを是非ともご理解いただきたいと思います。

 本学としては、経済的負担軽減に向け、学費納入の延長・分納、本学独自の緊急奨学金の貸与をはじめ5月7日付でお知らせしました「遠隔授業環境整備支援金」を新設するなど、学生の皆さんにおける学修環境の充実の一助として役立てて頂ける支援策を講じております。

 緊急事態宣言下、収束には未だ時間を要します。仲間との接触も制限され、先行き不透明な日々を過ごさざるを得ませんが、「災い転じて福となす」との気持ちを強く持ってこの逆境を共に乗り切ってまいりましょう。

▲